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藤崎八旛宮

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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==歴史==
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承平5年(935)、[[平将門]]の乱調伏のため、勅願で[[石清水八幡宮]]の分霊を肥後国飽田郡宮崎庄の茶臼山に祀ったのが起源。以後、朝廷の崇敬を得た。
承平5年(935)、[[平将門]]の乱調伏のため、勅願で[[石清水八幡宮]]の分霊を肥後国飽田郡宮崎庄の茶臼山に祀ったのが起源。以後、朝廷の崇敬を得た。
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何度も炎上と再建を繰り返した。[[宇佐神宮]]に準じて国衙が造営を担当した。
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一説には池畑村(南区白藤)が最初に祀られた地ともいう。
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何度も炎上と再建を繰り返したが、[[宇佐神宮]]に準じて国衙が造営を担当した。
天文11年(1542)、[[後奈良天皇]]から賜った勅額に「八旛」とあり、以来この文字を用いるという。
天文11年(1542)、[[後奈良天皇]]から賜った勅額に「八旛」とあり、以来この文字を用いるという。
熊本の総鎮守として歴代領主の崇敬を受け、[[加藤清正]]は茶臼山に熊本城を築城。この時、藤崎八旛宮は三の丸に取り込まれた。現在の藤崎野球場の当たり。清正は200石寄進。細川氏も200石を認めた。
熊本の総鎮守として歴代領主の崇敬を受け、[[加藤清正]]は茶臼山に熊本城を築城。この時、藤崎八旛宮は三の丸に取り込まれた。現在の藤崎野球場の当たり。清正は200石寄進。細川氏も200石を認めた。
明治10年(1877)、西南戦争で全焼。翌年、現在地に遷座。明治18年社殿を造営した。県社となり、大正4年、国幣小社。
明治10年(1877)、西南戦争で全焼。翌年、現在地に遷座。明治18年社殿を造営した。県社となり、大正4年、国幣小社。
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昭和11年(1936)の鎮座1000年祭に合わせて社殿造営。
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昭和11年(1936)の鎮座1000年祭に合わせて社殿造営。旧拝殿は[[加久藤神社]]に譲渡された。
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別当として神護寺・弥勒寺・勝城寺・妙楽寺があった。
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別当として神護寺([[天台宗]])・弥勒寺・勝城寺・妙楽寺があった。
(日本歴史地名大系、国史大辞典)
(日本歴史地名大系、国史大辞典)

2018年4月7日 (土) 時点における版

藤崎八旛宮
ふじさき はちまんぐう
Fujisaki-hachiman-gu 001.jpg
概要 諸国三宮の八幡宮。宇佐神宮五所別宮の一社。
奉斎 応神天皇
(土岐昌訓論文)
所在地 熊本県熊本市井川淵町3-1
所在地(旧国郡) 肥後国三根郡
所属(現在) 神社本庁
格式など 肥後国三宮国幣小社別表神社
関連記事 八幡信仰宇佐八幡宮五所別宮

目次

概要

藤崎八旛宮(ふじさき・はちまんぐう)は、熊本県熊本市中央区にある八幡信仰の神社。祭神は応神天皇・住吉大神・神功皇后。肥後国三根郡。肥後国三宮国幣小社別表神社石清水八幡宮別宮宇佐八幡宮五所別宮の一つ。


歴史

承平5年(935)、平将門の乱調伏のため、勅願で石清水八幡宮の分霊を肥後国飽田郡宮崎庄の茶臼山に祀ったのが起源。以後、朝廷の崇敬を得た。 一説には池畑村(南区白藤)が最初に祀られた地ともいう。 何度も炎上と再建を繰り返したが、宇佐神宮に準じて国衙が造営を担当した。 天文11年(1542)、後奈良天皇から賜った勅額に「八旛」とあり、以来この文字を用いるという。 熊本の総鎮守として歴代領主の崇敬を受け、加藤清正は茶臼山に熊本城を築城。この時、藤崎八旛宮は三の丸に取り込まれた。現在の藤崎野球場の当たり。清正は200石寄進。細川氏も200石を認めた。 明治10年(1877)、西南戦争で全焼。翌年、現在地に遷座。明治18年社殿を造営した。県社となり、大正4年、国幣小社。 昭和11年(1936)の鎮座1000年祭に合わせて社殿造営。旧拝殿は加久藤神社に譲渡された。 別当として神護寺(天台宗)・弥勒寺・勝城寺・妙楽寺があった。

(日本歴史地名大系、国史大辞典)

境内

画像

参考文献

  • 土岐昌訓 平成7「旧官国幣社と延喜式内社」『神社史の研究』

脚注

http://shinden.boo.jp/wiki/%E8%97%A4%E5%B4%8E%E5%85%AB%E6%97%9B%E5%AE%AE」より作成

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