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龍蓋寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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龍蓋寺(りゅうがいじ)は、奈良県高市郡明日香村にある、如意輪観音を祀る真言宗寺院。西国三十三所観音霊場第7番札所。真言宗豊山派。大和国高市郡。草壁皇子の岡宮の旧跡とされる。また義淵が創建した三龍寺の一つともされる(残る二つは、龍福寺、龍門寺)。岡寺の名で知られる。本堂の他、義淵が龍を封じたという龍蓋池、弥勒を石窟の中に祀る奥之院、義淵の墓、妙楽寺護摩堂を移築した開山堂、三重塔、大師堂、稲荷社がある。長年、興福寺末だったが、江戸時代以降、長谷寺末となった。近くの旧鎮守治田神社の一帯が古代伽藍跡とされる。