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チベット仏教

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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(?ウーツァン地方)
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====ウーツァン地方====
====ウーツァン地方====
ウーツァン地方(衛蔵地方、U-Tsang)は中央チベットを示す地名。ラサを中心としてゲルク派が支配してきたウー地方(衛、前蔵)と、シガツェを中心とし、サキャ派が支配してきたツァン地方(蔵、後蔵)を合わせたもの。中国領の行政区分ではラサ市、山南市(チベット名ロカ)、シガツェ市(日喀則市)、ガリ地区(阿里地区)の概ね全域と、ナクチュ市(那曲市)の中心部(セニ区とラリ県)、ニンティ市(林芝市)の西部、チャムド市(昌都市)の一部(資料によって異同あり)。ガリ地区にはインドと国境を争うアクサイチン地域の南部が含まれるが一般住民は昔からいない地域であり、寺院などはないとされる。
ウーツァン地方(衛蔵地方、U-Tsang)は中央チベットを示す地名。ラサを中心としてゲルク派が支配してきたウー地方(衛、前蔵)と、シガツェを中心とし、サキャ派が支配してきたツァン地方(蔵、後蔵)を合わせたもの。中国領の行政区分ではラサ市、山南市(チベット名ロカ)、シガツェ市(日喀則市)、ガリ地区(阿里地区)の概ね全域と、ナクチュ市(那曲市)の中心部(セニ区とラリ県)、ニンティ市(林芝市)の西部、チャムド市(昌都市)の一部(資料によって異同あり)。ガリ地区にはインドと国境を争うアクサイチン地域の南部が含まれるが一般住民は昔からいない地域であり、寺院などはないとされる。
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*[[ツェタン寺]]:チベット自治区山南市ネドン区ツェタン街道ツェタン社区。デンサティル寺から移ったパクモドゥ派の拠点。1351年創建。沢当寺。乃東寺。Tsetang Gompa
*[[ツェタン寺]]:チベット自治区山南市ネドン区ツェタン街道ツェタン社区。デンサティル寺から移ったパクモドゥ派の拠点。1351年創建。沢当寺。乃東寺。Tsetang Gompa
*[[タントゥク寺]]:チベット自治区山南市ネドン区タントゥク鎮。ソンツェンガンポが建てたチベット最古の仏教寺院だとされる。昌珠寺。Tradruk Gompa
*[[タントゥク寺]]:チベット自治区山南市ネドン区タントゥク鎮。ソンツェンガンポが建てたチベット最古の仏教寺院だとされる。昌珠寺。Tradruk Gompa
*[[ヨンブラカン宮殿]]:チベット自治区山南市ネドン区タントゥク鎮。古代のニャティツェンポ王が建てたとされ、ダライラマ5世が寺院にしたとされる。雍布拉康。Yungbulakang。
*[[ヨンブラカン宮殿]]:チベット自治区山南市ネドン区タントゥク鎮。古代のニャティツェンポ王が建てたとされ、ダライラマ5世が寺院にしたとされる。雍布拉康。Yungbulakang。
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*[[サムイェー寺]]:チベット自治区山南市ダナン県サムイェー鎮。779年、ティソン・デツェン王が創建。チベット最古の本格的仏教僧院とされる。インドの[[オーダンタプリー寺院]]を模して建てられた。794年にはサムイェーの争論が行われた。桑耶寺、桑耶貢巴。Samye Gompa
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*[[ミンドルリン寺]]:チベット自治区山南市ダナン県扎其鄉塔巴林村。ニンマ派六大寺院の一寺院。 1670年(1676年?)にダライ・ラマ5世の師でもあるテルダク・リンパが創建。敏珠林寺、敏竹林、Mindroling Gompa
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*[[サムディン寺]]:チベット自治区山南市ナンカルツェ県ナンカルツェ鎮。ヤムドク湖の西南に位置する。金剛亥母の化身とされる活仏サムディン・ドルジェ・パグモが寺主。桑頂寺。Samding Gompa。
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*扎熱寺:チベット自治区山南市ナンカルツェ県打隆鎮。ニンマ派。扎熱桑丹曲林寺。
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*ナンカルツェ・タクルン寺 :チベット自治区山南市ナンカルツェ県打隆鎮。達隆寺。打隆寺。Taklung Gompa
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*[[コンカル寺]]:チベット自治区山南市ゴンカル県崗堆鎮崗堆村。コンカル派の拠点。貢嘎曲徳寺、貢嘎寺、多吉丹寺、Gongkar Cho、Gongkar Dorje
*[[コンカル寺]]:チベット自治区山南市ゴンカル県崗堆鎮崗堆村。コンカル派の拠点。貢嘎曲徳寺、貢嘎寺、多吉丹寺、Gongkar Cho、Gongkar Dorje
*[[ドルジェタク寺]]:チベット自治区山南市ゴンカル県昌果郷昌果村。ニンマ派六大寺院の一寺院。チューシ・ドルジェ(リクジン・ガキワンポ?)が創建。土登多傑扎寺、多吉札寺、Dorjidak Gompa、Dorje Drak
*[[ドルジェタク寺]]:チベット自治区山南市ゴンカル県昌果郷昌果村。ニンマ派六大寺院の一寺院。チューシ・ドルジェ(リクジン・ガキワンポ?)が創建。土登多傑扎寺、多吉札寺、Dorjidak Gompa、Dorje Drak
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*[[サムイェー寺]]:チベット自治区山南市ダナン県サムイェー鎮。779年、ティソン・デツェン王が創建。チベット最古の本格的仏教僧院とされる。インドの[[オーダンタプリー寺院]]を模して建てられた。794年にはサムイェーの争論が行われた。桑耶寺、桑耶貢巴。Samye Gompa
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*[[ミンドルリン寺]]:チベット自治区山南市ダナン県扎其鄉塔巴林村。ニンマ派六大寺院の一寺院。 1670年(1676年?)にダライ・ラマ5世の師でもあるテルダク・リンパが創建。敏珠林寺、敏竹林、Mindroling Gompa
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*[[蔵王陵]]:チベット自治区山南市チョンギェー県チョンギェー鎮。ソンツェンガンポ王、ティソンデツェン王など。蔵王墓。Chongye Valley
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*カチュ寺:チベット自治区山南市ロダク県拉康鎮。卡久寺
*[[デンサティル寺]]:チベット自治区山南市サンリ県サンリ鎮。1158年の創建。1351年ごろまでパクモドゥ派の拠点だった。丹薩替寺。鄧薩提寺。Densa Thil
*[[デンサティル寺]]:チベット自治区山南市サンリ県サンリ鎮。1158年の創建。1351年ごろまでパクモドゥ派の拠点だった。丹薩替寺。鄧薩提寺。Densa Thil
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*[[ガムポ寺]]:チベット自治区山南市ギャツァ県ギャツァ鎮。タクポ派(ガムポ派)の拠点だった。標高4200m前後(DEM解析)の山中にある。達拉崗布寺。Daklha Gampo。崗布寺。
*[[ガムポ寺]]:チベット自治区山南市ギャツァ県ギャツァ鎮。タクポ派(ガムポ派)の拠点だった。標高4200m前後(DEM解析)の山中にある。達拉崗布寺。Daklha Gampo。崗布寺。
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*[[蔵王陵]]:チベット自治区山南市チョンギェー県チョンギェー鎮。ソンツェンガンポ王、ティソンデツェン王など。蔵王墓。Chongye Valley
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*[[タシルンポ寺]]:チベット自治区シガツェ市サムドゥプツェ区(郷級行政区は不明)。パンチェンラマの座所。ゲルク派六大寺院の一つ。扎什倫布寺。Tashi Lhunpo
*[[タシルンポ寺]]:チベット自治区シガツェ市サムドゥプツェ区(郷級行政区は不明)。パンチェンラマの座所。ゲルク派六大寺院の一つ。扎什倫布寺。Tashi Lhunpo
*[[シャル寺]]:チベット自治区シガツェ市サムドゥプツェ区甲措雄郷。シャル派の拠点。夏魯寺、夏魯貢巴。Shalu Gompa
*[[シャル寺]]:チベット自治区シガツェ市サムドゥプツェ区甲措雄郷。シャル派の拠点。夏魯寺、夏魯貢巴。Shalu Gompa

2025年10月10日 (金) 時点における版

チベット仏教は、北伝仏教の流れの一つで、特に密教を伝えている。チベット、モンゴルブータンネパールインド・シッキム地方インド・ラダック地方に分布する。特定の高僧を仏の化身と見做し、世代を超えて転生するという転生活仏制度を特色とする。寺院はゴンパやラカンと呼ばれ、独自の建築様式を持つ。

中央アジアに広がる。ブータンでは現在も国教的地位を占め、国家としてはドゥク派を、民間ではニンマ派を信仰している。

目次

歴史

モンゴル国

1936年から1939年にかけてスターリンの指示で仏教弾圧が行われた。約900寺が外モンゴルにあったがほとんどが廃滅し、ガンダン寺など一部を残して博物館に転用されるなどした。反革命罪で2万人の僧が銃殺されたという。(嘉木揚凱朝「文化大革命後のモンゴル仏教の様態」[1]

一覧

歴史的チベット

ラサ市

  • ラサ
  • ポタラ宮
  • ノルブリンカ宮
  • チャクポリ:薬王山
  • デプン寺:チベット自治区ラサ市城関区娘熱街道。1416年、ケンチェン・レクデンパが創建。寺に置かれた兜率殿(ガンデンボタン)はダライ・ラマ5世がポタラ宮に移るまで、ダライラマの宮殿であった。チベット最大の寺院であったという。ゲルク派六大寺院の一つ。ポタラ宮の西北7kmのガンポ・ウツェ山の麓にある。哲蚌寺。Drepun
  • バボンカ寺:チベット自治区ラサ市城関区娘熱街道。Pabonka
  • セラ寺:チベット自治区ラサ市城関区娘熱街道色拉路。ゲルク派六大寺院の一つ。ポタラ宮の北東4.6kmの烏孜山の麓にある。1419年にツォンカパ直弟子のジャムヤン・チュジェ・サキャイェーシェー(絳欽卻傑釈迦也失、1354-1439)が創建。多くの学堂がある。色拉寺。
  • トゥルナン寺:チベット自治区ラサ市城関区八廓街道。ネパール王室から嫁いできたソンツェン・ガンポ王の妃、ティツゥンが創建。本尊は釈迦如来。文成公主が唐より将来したもので、もとラモチェ寺に祀られていたのを当寺の不動金剛仏と交換されたという。大昭寺、ジョカン寺。
  • ラモチェ寺:チベット自治区ラサ市城関区吉崩崗街道。唐から嫁いできたソンツェン・ガンポ王の妃、文成公主が創建。本尊は不動金剛。もとはトゥルナン寺に祀られていたもので、妃ティツゥンがネパールから伝来したとされ、後世、当寺に祀られていた釈迦如来像と交換されたという。小昭寺。
  • ネチュン寺:チベット自治区ラサ市城関区金珠西路街道当巴社区。ニンマ派。ダライラマ転生に関わる最高位の神託官が住した。チベット最高神ペハルが神託を下した。乃瓊寺、乃瓊多傑扎央林、乃瓊貢巴、乃窮寺、 涅沖寺。Nechung
  • ツェルグンダン寺:チベット自治区ラサ市城関区蔡公堂街道蔡公堂村。ツェル派の拠点。蔡巴寺(揚庚寺、Tshelpa)と貢塘寺(公堂寺、 Gungthang)の総称か。蔡公堂寺。Tshel Gungthang
  • 魯普巌寺:チベット自治区ラサ市城関区
  • ガドン寺:チベット自治区ラサ市トゥールンデチェン区東嘎街道南嘎村。ゲルク派。ポタラ宮の西11kmにある。ダライラマ転生に関わる神託官がいた。噶東寺。
  • サンプ寺:チベット自治区ラサ市トゥールンデチェン区柳梧街道徳陽村。1073年ゴク・レクペー・シェーラプが創建。全チベットを代表する大学問寺として発展し、そのシステムは各寺に広がっていった。ジボ寺、基布寺。桑浦寺。桑古寺。桑普寺。桑浦内鄔托寺。桑浦貢巴。サンプ僧院。サンプネゥトク寺。Sangphu。(「チベットの学問寺」[2]
  • ツルプ寺:チベット自治区ラサ市トゥールンデチェン区古栄鎮那嘎村。カルマ派の拠点。ラサ中心部から西52kmに位置する。活仏カルマパの座所だった。1187年にカルマパ1世が創建。1966年、文化大革命で破壊される。現在復興が進む。楚布寺、Tsurphu
  • ガンデン寺:チベット自治区ラサ市タクツェ区。中心部から東北東36kmのワンブル山にある。1409年、ゲルク派開祖ツォンカパが創建。ガンデン・ティパが座主およびゲルク派教主を務める。ゲルク派六大寺院の一つ。甘丹寺。
  • 扎葉巴寺:チベット自治区ラサ市タクツェ区幇堆郷。洞窟寺院。Druk Yerpa
  • ヤンパチェン寺:チベット自治区ラサ市ダムシュン県ヤンパチェン鎮。カギュ派のカルマ派赤帽派の拠点で、化身ラマ「シャマルパ」の座所だった。 ラサ中心部の西北77kmに位置する。羊八井寺、羊巴井寺。
  • タクルン寺:チベット自治区ラサ市ルンドゥプ県旁多郷。カギュ派タクルン派の拠点。ラサ中心部の北北東56kmにある。1180年、タクルンタンパ(1142-1210)が創建。達隆寺、達隆塘寺、達龍寺。
  • ラデン寺:チベット自治区ラサ市ルンドゥプ県唐古郷。チベット仏教を中興した功績者の一人、アティーシャ(982-1054)の法統を継承称揚するためにその弟子のドムトゥン(1006-1064)が1056年に創建。アティーシャの遺骨も祀ったという。集まった僧侶集団がカダム派を形成する。カダム派衰退と共に15世紀初頭にゲルク派となる。ラデン寺。ラディン寺。熱振寺。
  • ナーレンダ寺:チベット自治区ラサ市ルンドゥプ県カルツェ郷。ツァル派の拠点(ダルダンモチェ寺から移る)こちらに移る。名前はインドのナーランダー寺院に由来する。Nalendra。Phenpo Nalendra。那蘭扎寺。
  • ディグンティ寺:チベット自治区ラサ市メルドグンカル県門巴郷。ディクン派の拠点だった。直貢梯寺。止貢提寺。直貢寺。Drigung Thil。
  • ラモ寺:ラサ。扎基拉姆寺か。

ウーツァン地方

ウーツァン地方(衛蔵地方、U-Tsang)は中央チベットを示す地名。ラサを中心としてゲルク派が支配してきたウー地方(衛、前蔵)と、シガツェを中心とし、サキャ派が支配してきたツァン地方(蔵、後蔵)を合わせたもの。中国領の行政区分ではラサ市、山南市(チベット名ロカ)、シガツェ市(日喀則市)、ガリ地区(阿里地区)の概ね全域と、ナクチュ市(那曲市)の中心部(セニ区とラリ県)、ニンティ市(林芝市)の西部、チャムド市(昌都市)の一部(資料によって異同あり)。ガリ地区にはインドと国境を争うアクサイチン地域の南部が含まれるが一般住民は昔からいない地域であり、寺院などはないとされる。

  • ツェタン寺:チベット自治区山南市ネドン区ツェタン街道ツェタン社区。デンサティル寺から移ったパクモドゥ派の拠点。1351年創建。沢当寺。乃東寺。Tsetang Gompa
  • タントゥク寺:チベット自治区山南市ネドン区タントゥク鎮。ソンツェンガンポが建てたチベット最古の仏教寺院だとされる。昌珠寺。Tradruk Gompa
  • ヨンブラカン宮殿:チベット自治区山南市ネドン区タントゥク鎮。古代のニャティツェンポ王が建てたとされ、ダライラマ5世が寺院にしたとされる。雍布拉康。Yungbulakang。


  • サムディン寺:チベット自治区山南市ナンカルツェ県ナンカルツェ鎮。ヤムドク湖の西南に位置する。金剛亥母の化身とされる活仏サムディン・ドルジェ・パグモが寺主。桑頂寺。Samding Gompa。
  • 扎熱寺:チベット自治区山南市ナンカルツェ県打隆鎮。ニンマ派。扎熱桑丹曲林寺。
  • ナンカルツェ・タクルン寺 :チベット自治区山南市ナンカルツェ県打隆鎮。達隆寺。打隆寺。Taklung Gompa
  • コンカル寺:チベット自治区山南市ゴンカル県崗堆鎮崗堆村。コンカル派の拠点。貢嘎曲徳寺、貢嘎寺、多吉丹寺、Gongkar Cho、Gongkar Dorje
  • ドルジェタク寺:チベット自治区山南市ゴンカル県昌果郷昌果村。ニンマ派六大寺院の一寺院。チューシ・ドルジェ(リクジン・ガキワンポ?)が創建。土登多傑扎寺、多吉札寺、Dorjidak Gompa、Dorje Drak
  • サムイェー寺:チベット自治区山南市ダナン県サムイェー鎮。779年、ティソン・デツェン王が創建。チベット最古の本格的仏教僧院とされる。インドのオーダンタプリー寺院を模して建てられた。794年にはサムイェーの争論が行われた。桑耶寺、桑耶貢巴。Samye Gompa
  • ミンドルリン寺:チベット自治区山南市ダナン県扎其鄉塔巴林村。ニンマ派六大寺院の一寺院。 1670年(1676年?)にダライ・ラマ5世の師でもあるテルダク・リンパが創建。敏珠林寺、敏竹林、Mindroling Gompa
  • 蔵王陵:チベット自治区山南市チョンギェー県チョンギェー鎮。ソンツェンガンポ王、ティソンデツェン王など。蔵王墓。Chongye Valley
  • カチュ寺:チベット自治区山南市ロダク県拉康鎮。卡久寺
  • デンサティル寺:チベット自治区山南市サンリ県サンリ鎮。1158年の創建。1351年ごろまでパクモドゥ派の拠点だった。丹薩替寺。鄧薩提寺。Densa Thil
  • ガムポ寺:チベット自治区山南市ギャツァ県ギャツァ鎮。タクポ派(ガムポ派)の拠点だった。標高4200m前後(DEM解析)の山中にある。達拉崗布寺。Daklha Gampo。崗布寺。
  • タシルンポ寺:チベット自治区シガツェ市サムドゥプツェ区(郷級行政区は不明)。パンチェンラマの座所。ゲルク派六大寺院の一つ。扎什倫布寺。Tashi Lhunpo
  • シャル寺:チベット自治区シガツェ市サムドゥプツェ区甲措雄郷。シャル派の拠点。夏魯寺、夏魯貢巴。Shalu Gompa
  • ゴル寺:チベット自治区シガツェ市サムドゥプツェ区曲美郷。ゴル派の本拠地だった。多くの曼荼羅が伝わったことで知られる。ゴル・エワム・チューデン寺。俄爾寺、鄂爾寺、俄艾旺寺、俄艾旺曲登寺、俄艾旺卻第寺。ゴル僧院とも。Ngor
  • ラルン寺:チベット自治区シガツェ市ギャンツェ県熱龍郷。カギュ派ドゥク派(北ドゥク派)の拠点。1180年創建。1616年、ガワン・ナムゲルが地位を追われてブータンに逃れて新たにブータン王国の起源となる。惹龍寺、熱隆寺、Ralung Gompa
  • ナルタン寺:チベット自治区シガツェ市サムドゥプツェ区曲美郷。カダム派。「ナルタン版大蔵経」を出版していたことで知られる。1153年創建。納塘寺、那当寺、拉爾塘寺、普恩寺。Narthang Gompa
  • 白居寺:チベット自治区シガツェ市ギャンツェ県ギャンツェ鎮。巨大な吉祥多門塔で知られる。パルコン・チューデ。Pelkor Chode。Palcho Gompa
  • ポカン寺:チベット自治区シガツェ市パナム県。ギャンツェ県とシガツェ市の中間点付近に位置するという。シャーキャシュリーバドラが滞在した旧跡。Pokhang。波康寺
  • サキャ寺:チベット自治区シガツェ市サキャ県サキャ鎮。サキャ派の拠点。薩迦寺。Sakya
  • タクテンプンツォクリン寺:中国チベット自治区シガツェ市ラツェ県プンツォクリン郷。ターラナータが創建したチョモナン寺(覚囊寺、Jomonang)が起源でチョナン派の拠点となった。現在はゲルク派に改宗して麓に移転したようだ。Takten Damcho Puntsok Ling。Takten Puntsok Ling。平措林寺。ガンデン・プンツォクリン(Ganden Phuntsok Ling、甘丹彭措林寺)とも。
  • ダルダンモチェ寺:チベット自治区シガツェ市ラツェ県曲下鎮。ツァル派の初期の拠点だった。Dar Drangmoche Monastery。達爾昌木其寺。 達爾查木曲寺。
  • シャンション寺:チベット自治区シガツェ市ナムリン県ナムリン鎮恰娃村。雄雄寺。香雄寺。
  • 巴爾曲徳寺:チベット自治区ニンティ市ナン県ナン鎮堆巴村。元々はカギュ派だったが今はゲルク派。山の中腹に伽藍が並ぶ。ニンティ市だが、ウーツァン地方に含まれるらしい。
  • 孝登寺:ゲルク派。チベット自治区ナクチュ市セニ区ナクチュ鎮。ナクチュ最大の寺院という。セラ寺に属する。
  • グゲ王宮:チベット自治区ガリ地区ツァプラン県。
  • トリン寺:チベット自治区ガリ地区ツァンダ県トリン鎮。西チベットの中心的寺院。托林寺。Tholing Gompa
  • カチャル寺:チベット自治区ガリ地区プラン県プラン鎮科迦村。コジャ、コルジャ、コルチャク、コルジャナート、コージナート。Khorzhak Gompa。科迦貢巴。科迦寺。

カム地方

カム地方(康地方、Kam)はチベットの東部の示す地名。ダルツェド(中国名は康定)とチャムド(昌都)が中心都市。中国の行政区分では、チベット自治区チャムド市の大部分、同自治区ニンティ市(林芝市)の東部、四川省アバチベット族チャン族自治州の大部分、四川省カンゼチベット族自治州、青海省玉樹チベット族自治州の大部分、雲南省迪慶チベット族自治州(資料によって異同あり)。

  • 喇嘛嶺寺:チベット自治区ニンティ市巴宜区布久郷。ニンマ派。1930年代に創建。Lamaling Gompa。布久郷はカム地方。
  • リウォチェ寺:チベット自治区チャムド市リウォチェ県リウォチェ鎮。タクルン派の第二の拠点。カム地方で最も有力な寺院の一つ。タクルン寺4世の桑吉温(1251-1296)は一年で退任してこの地に来て、1277年にリウォチェ寺を建てたという。文化大革命で破壊。1986年再建。吉仲活仏、帕確活仏(龐球活仏)、夏仲活仏の三人の化身ラマの座所。類烏斉寺、揚貢寺、查傑馬、格培林。
  • チャムパリン寺:チベット自治区チャムド市カルプ区城関鎮。強巴林寺。
  • アチェンガル寺:四川省カンゼチベット族自治州白玉県阿察鎮。亜青寺。
  • カトク寺:四川省カンゼチベット族自治州白玉県。ニンマ派六大寺院の一寺院。カ・ダムパ・デシュクが12世紀に創建。〓陀寺、呷妥寺、Katho
  • ペユル寺:四川省カンゼチベット族自治州白玉県。ニンマ派六大寺院の一寺院。1665年にリクジン・クンサン・シェーラプが創建。ペルユル寺、白玉寺、Palyul Gonpa
  • ラルンガル寺:四川省カンゼチベット族自治州色達県洛若鎮。4万以上の修行小屋が立ち並ぶ。色達喇栄五明仏学院。
  • デルゲ寺:四川省カンゼチベット族自治州デルゲ県。徳格印経院でも知られる。
  • ゾクチェン寺:四川省カンゼチベット族自治州デルゲ県。ニンマ派六大寺院の一寺院。ゾクチェン・リンポチェ1世が1685年に創建。竹〓寺、Dzogchen Gompa
  • シェチェン寺:四川省カンゼチベット族自治州デルゲ県。ニンマ派六大寺院の一寺院。1735年にシェチェン・ラプジャムパが創建。Shechen
  • 三神山:四川省カンゼチベット族自治州稲城県。
  • ソンツェリン寺:雲南省迪慶チベット族自治州シャングリラ市。
  • 梅里雪山:雲南省迪慶チベット族自治州徳欽県。
  • 四川・大蔵寺:四川省アバチベット族チャン族自治州マルカム市。

アムド地方

アムド地方(安多地方、Amdo)はチベットの北東部を示す地名。中国の行政区分では、チベット自治区ナクチュ市の大部分(セニ区とラリ県以外)、青海省の大部分(海東市、黄南チベット族自治州、海南チベット族自治州、果洛チベット族自治州、海北チベット族自治州の全域と、玉樹チベット族自治州の大部分)、甘粛省甘南チベット族自治州の全域、四川省アバチベット族ャン族自治州の一部(資料によって異同あり)。

  • 讃丹寺:ゲルク派。チベット自治区ナクチュ市ソク県亜拉鎮。外観がポタラ宮に似ており「小ポタラ宮」とも呼ばれる。索秀甘丹培金林。Tsangdain
  • 帕拉晶塔:チベット自治区ナクチュ市ビル県良曲郷帕拉村。
  • タール寺:青海省西寧市湟中県ルシャル鎮。ツォンカパの生誕地。ゲルク派六大寺院の一つ。アジャ・ホトクトの座所。
  • 文成公主廟:青海省玉樹チベット族自治州玉樹市結古街道
  • 結古寺:青海省玉樹チベット族自治州玉樹市結古街道。サキャ派。
  • 仰華寺:青海省海南チベット族自治州共和県恰卜恰鎮。「ダライラマ」号の発祥の地。廃絶。1578年、アルタン・ハンがソナム・ギャツォ(ダライラマ3世)を招き「ダライラマ」の号を献じたのがこの場所とされる。
  • 貢薩寺:青海省玉樹チベット族自治州治多県立新郷。ゲルク派。ツォンカパ大殿で知られる。
  • ラプラン寺:甘粛省甘南チベット族自治州夏河県。ゲルク派六大寺院の一つ。
  • キルティ寺:四川省アバ・チベット族チャン族自治州。マルカム県・ゾクチェン県などに分院あり。主院はアバ県。
  • バトン寺:四川省アバチベット族チャン族自治州壤塘県。石刻大蔵経が有名。棒托寺。

モンゴル圏

モンゴル国(外モンゴル)、中国領の内モンゴル自治区・新疆ウイグル自治区・寧夏回族自治区北部・甘粛省北部、ロシア領のブリヤート・トゥヴァなど。地理的に離れているが、ヨーロッパに属するモンゴル系カルムイクも便宜上含む。

  • ガンダンテクツェンリン寺院:ウランバートル
  • オトゴンテンゲル山:山自体が金剛手菩薩の化身。1779年、清の皇帝の命令で祭祀が始まる。1924年の社会主義政権成立まで続く。2004年4月から大統領参加の祭祀が始まる。
  • ザヤ廟:アルハンガイ県ツェツェルレグ
  • エルデニズー寺院:ウブルハンガイ県カラコルム。外モンゴル最古の寺院。
  • アマルバヤスガラント寺院:セレンゲ県。慶寧寺。清朝の命令で、ジェプツンダンバ2世が創建した。
  • マンズシル寺院:トゥブ県ゾーンモド北郊ボグド山
  • 七大召:中国内モンゴル自治区フフホトにある大寺の格式を持った七寺院。
  • 八小召:中国内モンゴル自治区フフホトにある小寺の格式を持った八寺院。
  • 大召寺:中国内モンゴル自治区フフホト市フフホト。七大召の一つ。
  • 席力図召寺:中国内モンゴル自治区フフホト市フフホト。席力図召、延寿寺、シレート・ジョーともいう。七大召の一つ。
  • 五塔寺:フフホト。慈燈寺、トーウンソゥブガ・ジョー
  • 小召寺:フフホト。バガ・ジョー
  • 内モンゴル・広福寺:中国内モンゴル自治区百霊廟。通称は百霊廟。内モンゴルの四大寺院の一つ。
  • 貝子廟:中国内モンゴル自治区シリンホト市。崇善寺とも。内モンゴルの四大寺院の一つ。
  • 五当召:中国内モンゴル自治区包頭市。ジャバラント山の麓にある。内モンゴル最大規模の寺院。
  • 普会寺:中国内モンゴル自治区包頭市。シラムレン廟。内モンゴルの四大寺院の一つ。
  • 善因寺:中国内モンゴル自治区ドロンノール
  • 彙宗寺:中国内モンゴル自治区ドロンノール
  • アルシャー・延福寺:中国内モンゴル自治区アルシャー盟アルシャー左旗バヤンホト鎮。アルシャー八大寺の一つ。
  • 葛根廟:内モンゴル自治区興安盟ホルチン右翼前旗葛根廟鎮
  • 梵宗寺:内モンゴル自治区赤峰市オンニュド旗オダンバルガス。古建築が残る。北大廟。化身ラマ丹迥冉納班雑の座所。
  • 瑞応寺:遼寧省阜新市阜新モンゴル族自治県仏寺鎮。ポタラ宮になぞらえて「小ポタラ宮」とも呼ばれた。東のチベットという意味で「東蔵」とも呼ばれる。化身ラマのチャガン・ティヤンチ・ホトクトの座所。
  • 崇寿寺:新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州ニレク県。ゲルク派。カシュウリザトゥ廟(喀什烏力扎図廟)、阿日西朝格倫。
  • バルゴンタイ黄廟:新疆ウイグル自治区バインゴリンモンゴル自治州和静県バルゴンタイ鎮。ゲルク派。同自治区最大級のチベット仏教寺院。文化大革命で破壊された。観光地として復興整備されつつあるという。シャルブダルジェラン(夏爾布達爾傑楞)、シャレスムクライ(夏勒蘇木庫来)、永安寺とも。
  • 聖佑廟:新疆ウイグル自治区イリカザフ自治州モンゴルキュレ県。ゲルク派。同自治区で現存するチベット仏教の貴重な古建築。1898年創建。ボグダシャグソン(博格達夏格松)、吉金鈴、聖佑寺とも。
  • 普慶寺:新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州タルバガタイ地区ウス市。シャルスム(夏爾蘇木)。新疆のポタラ宮と呼ばれた。元はベイヤングー鎮にあった。1986年、タブリハトモンゴル族郷に復興した。
  • 承化寺:新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州タルバガタイ地区巴音溝牧場月牙台村。ゲルク派。チャハンゲゲンクジェ(察罕格根庫熱)
  • 普化寺:新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州タルバガタイ地区霍城県恵遠鎮。恵遠城にあった。ゲルク派。
  • ブアンデルゲルウレク寺院:モンゴル国アルハンガイ県ツェツェルレグ市。1586年創建。ザイイン・ゲゲーン修道院。Zayiin Gegeen。Buyandelgeruulekh Khiid。
  • トッフン寺:モンゴル国ウブルハンガイ県。1648年創建。モンゴル最古級の僧院。Tövkhön
  • バルダン・ベレヴェーン寺院:モンゴル国ヘンティー県ウムヌデルゲル郡。ゲルク派。1654年創建。
  • オングイン寺院:モンゴル国ドンドゴビ県サイハンオボー。1660年創建。バルリム修道院とクタグト修道院からなる。Ongiin Khiid
  • マンジュスリ寺院:モンゴル国ウランバートル市バヤンズルフ区。1733年創建。Manjusri。福祈寺。
  • カマル寺院:モンゴル国ドルノゴビ県ハタンボラク郡。1820年創建。Khamar
  • ホシェウトフスキー寺院:ロシア連邦アストラハン州ハラバリンスキー地区レーチノエ。ゲルク派。1818年創建。ロシア革命以前の唯一残るチベット仏教寺院の建築。Khosheutovsky khurul
  • 釈迦牟尼黄金寺院:ロシア連邦カルムイク共和国エリスタ市ユリヤクリコヴァ通り。ゲルク派。2005年創建。ヨーロッパ最大規模の寺院だといわれる。ブルフン・バクシン・アルトゥン・スム(Burkhan Bakshin Altan Sume)。
  • ゲデン・シェドゥップ・チョイコルリング寺院:ロシア連邦カルムイク共和国エリスタ市。ゲルク派。1996年創建。Geden Sheddup Choikorling
  • ツォンカパ寺院:ロシア連邦カルムイク共和国ゴロドヴィコフスク市ポベーディ通り。2008年創建。Zunkva Gegan Undsni Kiid。
  • グンゼチョイネイ寺院:ロシア連邦サンクトペテルブルク市プリモルスキー大通り。1909年創建。ゲルク派。グンゼチョイネイ・ダツァン。Datsan Gunzechoinei
  • イヴォルギンスキー寺院:ロシア連邦ブリヤート共和国イヴォルギンスキー地区ヴェルフニャヤ・イヴォルガ村。1945年創建。活仏パンディト・カンボ・ラマの座所。イヴォルギンスキー・ダツァン。Ivolginsky Datsan
  • ツィージェ・ブルガルタイ寺院:ロシア連邦ブリヤート共和国ザカーメンスク地区ウスト・ブルガルタイ。ゲルク派。1828年創建。ツィージェ・ブルガルタイ・ダッサン。Tseezhe-Burgaltai datsan
  • エギトゥスキー寺院:ロシア連邦ブリヤート共和国イェラヴニンスキー地区。1820年創建。エギトゥスキー・ダッサン。Egituysky datsan
  • タムチンスキー寺院:ロシア連邦ブリヤート共和国セレンギンスキー地区グシノエ・オゼロ村。18世紀半ば創建。タムチンスキー・ダッサン。Tamchinsky datsan
  • アルディー寺院:ロシア連邦トゥヴァ共和国ズンヘムチクスキー地区チャダン市。1873年創建。活仏カンビー・ラマの座所。Aldee-Khuree


満洲・北華

満洲民族および、清朝皇室関係。

  • 大護国仁王寺:北京
  • 雍和宮:北京市。重点寺院
  • 西黄寺:北京市朝陽区。重点寺院。清浄化城。
  • 東黄寺:北京市。廃絶。
  • 北京・大慈恩寺:中国北京市西城区什刹海。廃絶。海印寺。
  • 五台山:山西省忻州市五台県台懐鎮にある、文殊菩薩の霊山。中国仏教四大霊山の一つ。100あまりの寺院がある。清涼山ともいう。ダライ・ラマ13世が清末に訪れている。
    • 塔院寺:五台山の5つの峰に囲まれた地にある町「台懐鎮」にある。霊鷲峰の麓にある。伽藍の中心となる大白塔は五台山のシンボル的存在として認知されている。元は顕通寺の一院「閣院」であったが、のち独立してチベット仏教寺院となる。重点寺院。
    • 菩薩頂:五台山台懐鎮の「霊鷲峰」の頂上にある。北魏孝文帝の時代に創建されたとされ、清の康煕年間に再建されチベット仏教に改宗。民国時代までダライ・ラマから6年ごとに派遣された高僧ジャサク・ラマが住し、全山のチベット仏教僧侶を監督した。重点寺院。真容院。大文殊寺。
    • 殊像寺:山内最大の文殊菩薩像がある。重点寺院
    • 羅睺寺:唐代の創建と伝える。のちチベット仏教に改宗したらしい。名前は羅睺羅とは関係なく、修復した2人のチベット人の名。
    • 観音洞:重点寺院。
    • 鎮海寺:清の乾隆年間の創建。章嘉国師塔あり。
  • 外八廟
  • 広仁寺:中国陝西省西安市蓬湖区(長安)。重点寺院。
  • 易県・永福寺:中国河北省保定市易県。清西陵の東にある。
  • 実勝寺:中国遼寧省瀋陽市。パスパ造立の大黒天像を奉安していた。清朝皇室とゆかりが深く、皇寺と呼ばれる。
  • 護国延寿寺:遼寧省瀋陽市和平区北市場街道。西塔。
  • 護国法輪寺:遼寧省瀋陽市皇姑区北塔街道。北塔。
  • 護国永光寺:遼寧省瀋陽市大東区東塔街。東塔。
  • 護国広慈寺:遼寧省瀋陽市瀋河区南塔公園。南塔。

ヒマラヤ

東ヒマラヤ

ブータン王国やシッキムやその他インド領

西ヒマラヤ

ラダック地方

中央ヒマラヤ

ネパール


亡命寺院

宗派

信仰

尊格の分類は1982『チベット密教の研究ー西チベット・ラダックのラマ教文化について 改訂増補』の頼富本宏「ラマ教尊像の分類」を参考にしつつ便宜上変えた[3]。不動と馬頭は護法尊ではなく、守護尊に入れ、ダーキニーは雑尊ではなく女尊に入れ、雑尊は護法尊に入れた。諸尊も様々に加えた。

  • 未見:頼富本宏・ 下泉全暁1995「『密教仏像図典』の刊行助成と観想法の基本的構造」[4]
  • 未見:『密教仏像図典ーインドと日本のほとけたち』[5]


顕教仏

  • 釈迦如来
  • 薬師如来
  • 無量寿如来:無量光如来とは区別する。
  • 三十五懺悔仏
  • 三世仏

密教仏

  • 大日如来
  • 阿閃如来
  • 宝生如来
  • 阿弥陀如来:無量光。無量寿如来とは区別する。
  • 不空成就如来
  • 本初仏
    • 金剛薩埵
    • 持金剛
    • 法身普賢

菩薩

  • 八大菩薩:日本などとも共通
    • 観音菩薩
    • 金剛手菩薩
    • 弥勒菩薩
    • 文殊菩薩
    • 普賢菩薩
    • 虚空蔵菩薩
    • 地蔵菩薩
    • 除蓋障菩薩
  • 三種主尊
    • 観音菩薩
    • 文殊菩薩
    • 金剛手菩薩
  • 観音菩薩
    • 四臂観音菩薩
    • 十一面観音菩薩
    • 千手観音菩薩
    • 獅子吼観音菩薩
  • 文殊菩薩
    • アラパチャナ文殊菩薩
    • 法界語自在文殊菩薩
  • 弥勒菩薩
  • 金剛手菩薩
    • 柔和相
    • 憤怒相:金剛薩埵と酷似
  • 金剛摧破菩薩:金剛手菩薩の一種とも。
  • 部多鬼金剛手:憤怒相金剛手菩薩の一種。


守護尊

守護尊(イダム)。憤怒尊の系統。日本仏教でいう「明王」に近い位置付けだという。護法尊と混同されがちだが明確に異なるという(田中公明「仏教の尊格の受容と変容」[[6]])。 父母仏の形態を取る?

  • グヒヤサマージャ:秘密集会仏。阿閦如来の顕現。ツォンカパの守護尊の一つ。
  • ヴァジュラバイラヴァ:怖畏金剛仏。ゲルク派の守護尊の一つ。文殊菩薩の化身。ヤマーンタカ(大威徳明王)の後身。
  • へーヴァジュラ:呼金剛仏。喜金剛仏。金剛薩埵の顕現。降三世明王が発展したヘールカの一種。明妃はナイラヤートミヤー。サキャ派の守護尊。
  • チャクラサンヴァラ:勝楽仏。時制仏。金剛薩埵の顕現。降三世明王が発展したヘールカの一種。単にサンヴァラとも。明妃はヴァジュラヴァーラヒー。
  • マハーマーヤ:明妃はブッダダーキニー
  • カーラチャクラ:時輪金剛仏。阿閦如来の顕現。明妃はヴィシュヴァマター
  • ヤマーリ:ヤマーンタカ(大威徳明王)と同一とも。
  • ヘールカ
    • ブッダヘールカ
    • ヴァジュラヘールカ
    • ラトナヘールカ
    • パドマヘールカ
    • カルマヘールカ
  • 不動
  • 馬頭

女尊

  • 般若菩薩(Prajnaparamita):般若仏母。ときには抽象的な般若波羅蜜多そのもの
  • 仏頂尊勝
  • 仏眼仏母(Buddha-Lochana)
  • 密智仏母(Guhyajnana)、
  • 摩摩祇仏母(Mamaki)
  • 白衣仏母(Pandaravasini)
  • 金剛仏母
  • 金剛亥母(Vajravarahi。ドルジェ・パモ。Dorje Pakmo)
  • 金剛瑜伽母:ヴァジュラヨーギニー
  • 普賢母
  • ターラー:21ターラーがあるという(組み合わせは諸説あり)
    • 白ターラー
    • 緑ターラー
    • 八臂ターラー
  • 白傘蓋
  • パルナシャバリー
  • 弁天
  • ダーキニー:空行母
    • 虎面空行母
    • 獅面空行母:センドンマ。獅面仏母。守護尊ともされる。
    • 熊面空行母
    • ヴァジュラヨーギニー

護法尊

護法尊。ダルマパーラ(Dharmapala)。チューキョン。テンスン。日本仏教でいう天部に近い。インド伝来のものと、チベット在来の信仰が取り入れられたものとがある。要検討。

  • マハーカーラ(Mahakala):護法神。「ゴンポ」(保護者)と呼ばれる。多数の派生がある
    • マハーカーラ・マニン(Mahakala Maning)
    • マハーカーリ(Mahakali)
    • 四臂マハーカーラ
    • 六臂マハーカーラ
    • 四面マハーカーラ
    • アーユスパティ・マハーカーラ
    • ゴンポ・ディクック
    • グルキグンポ:サキャ派の守護神。『ヴァジュラパンジャラ・タントラ』に説かれるマハーカーラ。
  • ヤマ:ダルマラージャ
  • チューギェル:ヤマの異名。ゲルク派の守護神。閻魔?
  • ペハル(Pehar):サムイェー寺の護法神。ネチュン寺にも祀られる。ペハール。ペハル・ギャルポ(Pehar Gyalpo)。白哈爾王。
  • ドルジェタク:ペハルの化身?ドルジェタクデ
  • ダムチェン法王:シンジェの異名。ヤマ(閻魔)に由来。
  • ツェンゴェチェンモ:
  • タオク:ペハルの眷属。ナーランダー寺院の悪僧がチベットに転生したと伝える。プトラナクポと同一。
  • チャティチェンモ:
  • アツァラ:タオクの眷属。アーチャーリヤ(阿闍梨)の転訛
  • ヴァイシュラヴァナ(Vaisravana):毘沙門天
  • ペンデンラモ:欲界自在母。吉祥天女由来とも。パルデン・ラモ(Palden Lhamo)。ハモ?
  • ルモカルモ:
  • シュクデン(Shugden):ダライラマ14世が禁止
  • ドルジェ・レクパ(Dorje Legpa):ダムチャン・ドルジェ・レクパ。
  • ケサル王(Kesar)?
  • ラモ?
  • マハーチャクラ
  • テンマ十二尊?
  • ヤルラシャムポ
  • ニェンチェンタンラ:ニェンチェンタンラ山の神
  • エカジャーティ(Ekajati)
  • ラフラ(Rahula):ラーフ
  • ラマ・ユードゥンマ
  • ベクツェ:ゲルク派で信仰される。チャムスィンともいう。
  • ツェリンマ:山の神としても信仰される。
  • ジャンバラ
  • 四天王
  • チティパティ(Citipati)
  • マモ
  • プトラナクポ

祖師

  • ツォンカパ
  • パドマサンバヴァ
  • ナーローパ
  • ミラレパ
  • アティーシャ
  • リンチェンサンポ
  • シャンブナータ
  • マチクラプドンマ
  • 十八羅漢
  • 八十四成就者

化身ラマ

化身ラマはチベット仏教独自の法統の継承制度と信仰。所定の手続きに従い、継承者を決める。カルマパに始まるという。全ての宗派が採用しているわけではなくサキャ派座主は転生制度を採用せず、一族の世襲。チベット語ではトゥルク、モンゴル語ではフビルガンと呼ばれる。中国語では俗に活仏といい、未成年の時には霊童と呼ぶ。尊称としてリンポチェやホトクトを用いることもある。転生ラマとも。

チベット

ブータン

  • ダルマ・ラジャ(Dharma Raja)?:シャブドゥン・ンガワン・ナムゲル(Zhabdrung Ngawang Namgyel、1594-1651)の化身???
  • ペリング・ソントゥルル(Peling Sungtrul):ニンマ派:ガンテー寺:ペーマリンパの化身。ペーマリンパ(Pema Lingpa、貝瑪林巴)(1450-1521)は埋蔵宝転発掘者。パドマサンバヴァあるいはロンチェン・ラプジャンパの化身とされた。ギェルワラナンパの家系に生まれた。ペツェリン寺、タムシン寺、クンサンダ寺などを創建した。ガンテー寺にはペーマリンパの供養塔がある。パドマ・リンパ。
  • ペリング・トゥクサイ(Peling Thuksay):トゥクサイ・ダワ・ギエルシェン(Tukse Dawa Gyaltsen、1499-1586)(ペーマリンパの子)の化身
  • ペリン・ギャルセ(Peling Gyalse):ガンテ・トゥルク(Gangteng Truelku)の名でも知られる。ガンテ寺院座主。ギャルセ・ペマ・ティンレー(Gyalse Pema Thinley、1564-1642)(ペーマリンパの孫)の化身。

モンゴル

ジェプツンダンバ・ホトクトが外モンゴルの首座、清朝国師を務めたジャンギャ・ホトクトが内モンゴルの首座にあったがジェプツンダンバへの崇敬は全モンゴルに行き渡っていたという。清朝時代には朝廷は、多くの信者(シャビナル)を抱える有力な化身ラマに対して行政権を与えた。この時渡した証書を「印信」と呼び、行政権を持つ「印信ホトクト」は清末までに外モンゴルだけで13人いたという。

  • ジェプツンダンバ・ホトクト(Jebtsundamba Khutuktu、哲布尊丹巴呼図克図):ゲルク派:イヘフレー:ー:外モンゴルでの最高指導者。ターラナータの転生とされる。印信ホトクト。移動式寺院のイレフレーが拠点であり、やがて定着してガンダン寺となり、その周辺に形成されたのが現在の首都ウランバートルである。モンゴル独立時には一時的に君主ともされた。通称ボグドゲゲーン、オンドゥルゲゲーン。
  • ザヤ・パンディタ・ホトクト(Zaya Pandita Khutuktu、咱雅班第達呼図克図):外モンゴル二位?印信ホトクト。ハルハ三大化身僧の1人。1世のロサンチンレー(1642-1715)はジェプツンダンバ1世の弟子。オイラトのザヤ・パンディタの名にちなんで名付けられたという。1701年頃、現在のブルガンスムにザインフレー寺を創建。1737年、遊牧ラマ旗が認められる。通称ザインゲゲーン。ノヨン・フトクト。「ザインゲゲン伝考証」[7]
  • エルデニ・パンディタ・ホトクト(Erdeni Pandita Khutuktu):外モンゴル3位?印信ホトクト。ハルハ三大化身僧の1人。1世のロサンテンジンギェルツェン(1639-1703)はジェプツンダンバ1世の弟子。1662年、「エルデニ・パンディタ・ホトクト」号をジェプツンダンバから賜る。1681年寺院創建。1691年、康熙帝から「エルデニ・パンディタ・ホトクト」号を改めて賜る。1694年、ジェプツンダンバから新たに「ケンボーノモンハーン」号を授けられる。フトクトまたはラムインゲゲーンと呼ばれるのはこれ以降のことという。通称ラミンゲゲン、ラミンゲゲーン、ラマインゲゲーン。ラミンゲゲーン寺が拠点。エルデネ・バンディッタ・ホトクト。「ラマインゲゲーン考」[8]
  • ジャルハンズ・ホトクト(Jalkhanz Khutagt、扎勒堪扎呼図克図):印信ホトクト。ウリヤスタイを拠点とする。モンゴル独立時には首相となった。
  • ナローバンチェン・ホトクト(那魯班禅呼図克図):ナローバンチェン寺院:ハルハ十三大化身ラマの1人。6世プレヴジャブは1937年弾圧の凶弾に倒れた。7世ダンザンルフンデブ(1993-)。モンゴル科学技術大学卒。ナルバンチン?ナロバンチン?印信ホトクト?
  • ディロワ・ホトクト(Diluv Khutagt、迪魯瓦呼図克図):ナローバンチェン・ホトクト5世の次席。5世(1884―1965)は、アメリカに亡命してモンゴルの国連加盟のためにロビー活動を展開。
  • ツェレンドンドブ?:ミラレパの化身。ミロ聖
  • ヤルゴーグスン・ホトクト・ロブサンサンドブ:印信ホトクト。
  • チン・スジクト・ノモン・ハン:印信ホトクト。
  • ノモン・ハン・ホトクト:印信ホトクト?
  • ハンバ・ノモン・ハン?
  • ノモン・ハン・エルデニ・ハンバ?
  • エルデニ・メルゲン・ノヤン・ホトクト:印信ホトクト。
  • ユグゼル・ホトクト:印信ホトクト。
  • ナラン・ホトクト:印信ホトクト。
  • シバ・シレート・ホトクト:印信ホトクト。
  • ノヤン・ホトクト:印信ホトクト。
  • ゲレグ・ノヤン・ホトクト?
  • ホトクト・ザサグ・ラマ
  • サマディ・バクシ?
  • ジャンギャ・ホトクト(章嘉呼図克図、Changkya Khutukhtu):内モンゴル第一の化身ラマ。清朝の国師。
  • ガンジュルワ・ホトクト(甘珠爾巴呼図克図):内モンゴルの高位転生ラマ。
https://shinden.boo.jp/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E4%BB%8F%E6%95%99」より作成

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