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陵墓制度

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年1月19日 (金)

天皇皇族の陵墓から転送)
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陵墓制度では天皇陵など日本の皇室陵墓に関する制度を近現代を中心に扱う。近代天皇祭祀も参照。

目次

歴史

文久の修陵

天皇陵の指定

皇族墓の指定

制度

戦前、宮内省が管理する陵墓などには、諸陵寮が管理する天皇皇族の陵墓と、李王職が管理する王公族の墓の2種類があった。

  • 宮内省・宮内庁の管理する陵墓等
    • 分骨所
    • 火葬塚
    • 灰塚
    • 髪歯爪塔
    • 殯斂地
    • 陵墓参考地
    • 陵墓伝説地
    • 白鳥陵
  • 李王職の管理する墓
    • 殿

形状

  • 墳丘:
  • 円九:
  • 石塔:三重塔、十三重塔
  • 多宝塔:
  • 堂宇:法華堂

設備

拝所

一般拝所、特別拝所、皇族拝所に別れている。 標石が立つことが多い。鳥居があることも多い。

その他

  • 標石
  • 石柵
  • 植栽
  • 周濠
  • 制札:
  • 事務所
  • 駐車場
  • 道標石:宮内庁ではなく、有志による建立。大阪皇陵巡拝会による建碑が有名
  • 灯籠
  • 勅使殿

参道

制札

駒札型と屋根付の2種類がある。設置場所は拝所のそばが多いが参道入口もある。印刷仕様に変わりつつある。

手水

鳥居

木製と石造がある。黒木鳥居が使われることも。石造に建て替える傾向にあるか。

灯籠

石柵・鉄扉

陵墓号碑

本体

道標

その他の石碑

祭祀

古代

  • 荷前

近現代

陵墓

2016年現在460所、898陵墓がある。陵墓監区は多摩、桃山、月輪、畝傍、古市がある。

  • 陵:188
  • 墓:554
  • 分骨所火葬塚など:42
  • 髪歯爪塔など:68
  • 陵墓参考地:46

陵墓参考地は明治15年6月の「御陵墓見込地につき上申」が発端。翌年3月に安徳天皇のいくつかの伝承地が御陵墓見込地に指定。明治18年9月、御陵墓伝説地に改称。明治21年、御陵墓伝説地と御陵墓伝説参考地の2種類に分類。明治30年、御陵墓伝説参考地を御陵墓参考地と改称。さらに大正15年、皇室陵墓令施行規則により陵墓参考地に改称統合された。


陵号・墓号

陵墓域内のその他の墳墓など

陵墓の域内に皇族以外の墳墓、治定外の皇族墓や塚を含んでいる場合がある。意識的に追加した場合とそうでない場合が想定される。陪冢となっている場合もある。「付属地」も便宜上ここに含める。

  • 佐伯部売輪墓:滋賀県東近江市市辺町。磐坂市辺押磐皇子墓域内。
  • 息長陵付属地:滋賀県米原市村居田北屋敷。皇后広姫陵の付属地。墳丘の残丘という。
  • 式子内親王墓:京都府京都市上京区般舟院前町。般舟院陵内。治定外。
  • 厳浄院華屋昌栄大姉墓:京都府京都市左京区南禅寺北ノ坊町。昭子内親王墓域内。
  • 鵺塚陵墓参考地出土遺物埋納所:京都府京都市東山区本町。仲恭天皇陵域内。
  • 秘塚陵墓参考地出土遺物埋納所:京都府京都市東山区本町。仲恭天皇陵域内。
  • 小督局墓:京都府京都市東山区清閑寺歌ノ中山町。高倉天皇陵
  • 藤原冬嗣墓:京都府宇治市木幡。宇治陵34号。
  • 藤原時平墓:京都府宇治市木幡。宇治陵35号。
  • 藤原基経墓:京都府宇治市木幡。宇治陵36号。
  • 藤原道長墓:京都府宇治市木幡。宇治陵32号。
  • 藤原兼家墓:京都府宇治市木幡。宇治陵
  • 藤原道隆墓:京都府宇治市木幡。宇治陵
  • 藤原頼通墓:京都府宇治市木幡。宇治陵
  • 藤原師実墓:京都府宇治市木幡。宇治陵
  • 賀陽豊年墓:京都府宇治市莵道丸山。菟道稚郎子墓陪冢。
  • 穴穂部間人皇女陵:大阪府南河内郡太子町太子。叡福寺内。用明天皇皇后で聖徳太子母。聖徳太子墓に合葬されていると伝えるが治定はされていない。
  • 膳部大郎女墓:大阪府南河内郡太子町太子。叡福寺内。聖徳太子妃。聖徳太子墓に合葬されていると伝えるが治定はされていない。
  • 隼人塚:大阪府羽曳野市島泉。雄略天皇陵飛地。
  • 豊臣秀長墓:奈良県奈良市雑司町。一乗院宮東大寺墓地域内。
  • 田道間守命墓:奈良県奈良市尼ケ辻町。垂仁天皇陵陪冢。
  • 神武天皇陵_丸山伝承地:奈良県橿原市大久保町。神武天皇陵域内か。
  • 猿石:奈良県高市郡明日香村平田。吉備姫王墓域内。
  • 崇峻天皇陵_雀塚伝承地:奈良県桜井市倉橋。崇峻天皇陵域内。

陪冢・飛地

http://shinden.boo.jp/wiki/%E9%99%B5%E5%A2%93%E5%88%B6%E5%BA%A6」より作成

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