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皇室の祭祀
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年10月14日 (土)
(皇室から転送)
近代に整備された制度が多い。連合国軍最高司令官総司令部によるいわゆる神道指令(1945年(昭和20年)12月15日)、それを踏まえた日本国憲法(1947年(昭和22年)5月3日施行)が定める政教分離に基づき、法律的には廃止されたが、現在も天皇家の私的な信仰として大部分はそのまま存続している。現行の祭祀としては、神宮祭祀、宮中三殿の祭祀、勅祭社の祭祀、陵墓祭祀、旧官国幣社・旧指定護国神社への奉幣、延暦寺と東寺での勅会執行、掌典職の存在、宮内庁京都事務所の存在、門跡寺院や泉涌寺など一部社寺への香華料・幣帛料下賜が確認できる。また戦後は戦没者慰霊や災害犠牲者への慰霊が広義の意味で皇室の「祭祀」の中で大きな比重を占めるようになっている。
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