ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
気多信仰
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2021年3月6日 (土) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
気多神(けたのかみ)は、気多大社を総本社とする神。能登を開拓・平定した。神名を大己貴命とする。本地仏は地蔵菩薩。『万葉集』には気多大社を「気太神宮」と記し、また能登国・越中国・越後国の一宮として祀られており、古代・中世の北陸道では相当有力な神だったと思われる。奈良時代には中央で活躍して朝廷から気多君の姓を与えられた一族がいたことが分かっている。但馬国と因幡国に気多郡があったが関連は不明。三十番神としては毎月5日を守護するとされる。気多大神。気多不思議智満大菩薩。気多大菩薩。気多大明神。気多大社関連旧跡も参照。
一覧
- 気多大社:石川県羽咋市寺家町。能登国羽咋郡。官社・名神大社・能登国一宮・国幣大社。
- 越中・気多神社:富山県高岡市伏木一ノ宮。越中国射水郡。官社。越中国一宮。県社。新気多。別当は慶高寺。
- 気多若宮神社:岐阜県飛騨市古川町。飛騨国吉城郡。国史見在社。県社。
- 居多神社:新潟県上越市五智。越後国頸城郡。祭神は大国主命・奴奈川姫命・建御名方命・事代主命。官社。越後国一宮。県社。親鸞旧跡。
- 気多御子神社:石川県小松市額見町。加賀国江沼郡。官社論社。郷社。
- 但馬・気多神社:兵庫県豊岡市日高町上郷。但馬国気多郡。官社。但馬国総社。
- 総持寺祖院白山社:石川県輪島市門前町門前。古い棟札に記す祭神に「気多大菩薩」を含む。