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浄土宗鎮西派名越流
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2017年4月14日 (金) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
名越流(なごえ・りゅう)は、良忠門下の尊観良弁(1239-1316)を派祖とする浄土宗の流派。鎮西派の関東三派の一つ。尊観が創建した鎌倉名越(なごえ)の善導寺が発祥地。東北地方を中心に広がり、下野円通寺、磐城専称寺、磐城如来寺、岩城成徳寺の4カ寺が拠点となった。特に専称寺は東北最大の浄土宗寺院となった。善光寺信仰と関わり深い。名越派、善導寺流、善導寺義とも。
一覧
この他、袋中旧跡も参照。
人物
- 良弁尊観:北条朝時(名越朝時)の子。良忠の弟子。鎌倉名越に鎌倉・善導寺を創建。いくつかの著作があったが不詳。定蓮社。墓所は、善導寺後身の鎌倉・安養院にある。
- 明心:尊観の弟子。長野善光寺南大門に住んだという。
- 良山妙観:明心の弟子。如来寺開山。
- 良栄理本(1346-1428):鎮西名越流の五祖。流派の拠点となる円通寺を創建。墓所不明。
- 良就十声:妙観の弟子。専称寺開山。
- 良天聖観:成徳寺開山。
- 存易以八:
- 袋中(1552-1639):名越派の僧。琉球に渡る。墓所は西方寺。
- 貞伝:
- 良崇無能(1683-1719):鎮西名越流、捨世派の僧。持戒念仏を自誓。31歳で男根をたち、常坐不臥行を続けた。興蓮社良崇。墓所は無能寺。