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建部大社

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年2月6日 (日)

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建部大社(たけべ・たいしゃ)は、滋賀県大津市神領(近江国栗太郡)にある日本武尊を祀る神社。旧地の千草嶽(箕作山)に元宮がある。白鳥信仰熱田神宮の関連で祀られることが多い日本武尊としては異色の神社。式内社名神大社近江国一宮官幣大社別表神社三十番神の一つで、26日の守護神。


目次

歴史

景行天皇46年、日本武尊妃の布多遅比売命が近江国神崎郡の千草嶽に神霊を祀ったのが起源。祀ったのは王子の建部稲依別王ともいう。 建部の地は景行天皇が全国に設置した日本武尊の名代部の一つとみられる。


675年、建部公安麿が栗太郡勢多郷大野山に遷座。 755年3月、建部公伊賀麿が近江国府近くの現在地に遷座。 860年3月1日、官社に列格。

863年6月8日、従五位下。 868年7月11日、従四位上。 962年6月9日、正三位。

流罪になる途中の源頼朝が祈願。 源義仲の入京のとき、義仲軍の太田倉光が本陣を置いた。 承久の乱で兵火に見舞われ、 1350年12月、足利直義と守護六角氏の合戦で焼失。 応仁文明の乱で山名軍の兵火で焼失。 1618年10石。 1652年20石。 1724年、現在の社殿建立。 (『日本歴史地名大系』、『国史大辞典』、由緒書ほか)

境内

  • 本殿:祭神は日本武尊。現在の由緒書では相殿神を天照皇大神とするが、天明玉命をあげる史料もある。
  • 権殿:祭神は大己貴命。
  • 聖宮神社:
  • 大政所神社:
  • 藤宮神社:
  • 若宮神社:
  • 行事神社:
  • 弓取神社:
  • 箭取神社:
  • 蔵人頭神社:
  • 武富稲荷神社:
  • 檜山神社:
  • 檜山遥拝所:
  • 八柱神社:
  • 稲荷神社:
  • 大野神社:
  • 神馬舎:
  • 供御瀬:滋賀県大津市瀬田。御旅所。黒津浜。
  • 神宮寺:本尊は薬師・弥陀・観音。廃絶。

関連旧跡

  • 千草嶽:滋賀県東近江市。現在の箕作山とされる。瓦屋寺山系。太郎坊山?
  • 伊野部建部神社:滋賀県東近江市五個荘伊野部町。箕作山の東麓にある。建部大社の元宮と位置付けられる。
  • 大野山:滋賀県大津市瀬田。
  • 毛知比神社:滋賀県大津市里。祭神は日本武尊と保食神。757年創建。建部大社別宮。建部大社の祭礼に神饌を供える。郷社。
  • 新茂智神社:滋賀県大津市関津。祭神は稲依別命と少彦名命。配祀神は大巳貴神。761年創建。建部大社新宮。稲依別命は日本武尊の王子で、若宮や新宮の呼称は建部大社の御子神を意味すると思われる。一時は建部大社の境内神社だった。村社。

組織

宮司

  • 大神正盈(1834-1904)<>:鞭崎八幡宮の祠官。1834年(天保5年)生。1885年(明治18年)4月、建部神社宮司。1904年(明治37年)12月26日死去。71歳。
  • 大神正道()<>:1911年(明治44年)5月、田島神社宮司。
  • 笠井喬(?-1931)<1905-1914>:(略歴は、日吉大社#組織を参照)
  • 笠川隼之介(生没年不詳)<1920-1927>:生没年不詳。滋賀県出身。1920年(大正9年)建部大社宮司。1927年(昭和2年)御上神社宮司。
  • 森口奈良吉(1875-1968)<1936-1947>:1936年(昭和11年)建部神社宮司。1947年(昭和22年)1月、春日大社権宮司。(略歴は、吉田神社#組織を参照)
  • 加藤泰朗()<>:
  • 平尾千蔵()<>:

画像

資料

  • 『滋賀県神社由緒記』「建部神社」[1]

脚注

http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%BB%BA%E9%83%A8%E5%A4%A7%E7%A4%BE」より作成

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