永沢寺

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-） 最終更新：2024年4月9日 (火)

永沢寺（ようたくじ）は、兵庫県三田市（丹波国多紀郡）にある曹洞宗寺院。応安3年（1370）、峨山韶碩高弟の通幻寂霊が創建。開基は管領細川頼之。宗内最大の派閥となった通幻派の拠点で、総持寺直末三十六門の一つ。国境にあり摂津国有馬郡とも。山号は青原山。（参考：同名寺院永沢寺_(同名)）

組織

住職

• 1通幻寂霊（1321-1391）<>：通幻派の祖。総持寺5世。
• 2了庵慧明（1337-1411）<>：通幻寂霊から嗣法。最乗寺開山。通幻十哲。
• 3石屋真梁（1345-1423）<>：通幻寂霊から嗣法。島津元久に招かれ福昌寺を創建。大寧寺、泰雲寺、妙円寺を創建。通幻十哲。
• 4一径永就（?-1403）<>：通幻寂霊から嗣法。越前・龍泉寺住職。摂津景福寺を創建。通幻十哲。
• 5普済善救（1347-1408）<>：通幻寂霊から嗣法。永沢寺、聖興寺、龍泉寺、永光寺など歴任。越前・禅林寺を創建。通幻十哲。
• 6不見明見（1347-1410）<>：通幻寂霊から嗣法。出雲総光寺、永沢寺を歴任。興禅寺開山。通幻十哲。
• 7天真自性（）<>：慈眼寺の開山。通幻十哲。
• 8天鷹祖祐（）<>：瀬戸雲興寺、篠山洞光寺を創建。正眼寺住職。通幻十哲。
• 9天徳曇貞（1332-1429）<>：通幻寂霊から嗣法。宗生寺開山。足利義満の帰依を受ける。大光寺、太陽寺を創建。越前龍泉寺、永沢寺を歴任。通幻十哲。
• 10量外聖寿（?-1416）<>：蒲生永興寺を創建。通幻十哲。
• 11芳庵祖巌（）<>：願成寺開山。通幻十哲。
• 12韶陽以遠 （生没年不詳）<>：最乗寺2世。
• 13大田霊用（）<>：
• 14実貞（）<>：
• 15玉窓良珍（）<>：
• 16中的契玄（）<>：
• 17快翁玄俊（生没年不詳）<>：永沢寺、伯耆龍泉寺、石見永谷寺、伊賀広禅寺を歴任。
• 18天先祖命（1367-1458）<>：瀬戸雲興寺2世。正眼寺住職。雲興寺、慧日寺を創建。
• 19日庵曇光（?-1444）<>：天徳曇貞に嗣法。大光寺、宗生寺を歴任。玉雲寺を創建。
• 20無聞聖音（）<>：洞泉寺開山。
• 21光山祐智（）<>：
• 22大綱明宗（1363-1437）<>：最乗寺3世。
• 23竹居正猷（1380-1461）<>：石屋真梁からの嗣法。妙円寺、大寧寺を歴任。龍文寺開山。
• 24奇山玄瑞（）<>：
• 25直伝正祖（）<>：
• 26春庭見芳（）<>：
• 27希明清良（）<>：
• 28運渓正用（）<>：
• 29玉海正珍（）<>：
• 30無極慧徹（?-1430）<>：龍穏寺の開山。最乗寺4世。
• 31覚隠永本（1380-1453）<>：石屋真梁から嗣法。泰雲寺（闢雲寺）を再興。永沢寺住職。
• 32物先永卓（）<>：
• 33玉翁正光（生没年不詳）<>：普済善救から嗣法。永沢寺住職。龍泉寺住職。越前・金剛院を創建。
• 34天窓（）<>：
• 35清寧妙祐（）<>：
• 36澄照覚源（）<>：
• 37朴堂覚淳（）<>：
• 38万年宗本（）<>：
• 39龍室道泉（）<>：
• 40舂屋宗能（1382-1456）<>：最乗寺5世。
• 41在山曇〓（）<>：龍文寺2世。
• 42意芳（）<>：
• 43玄中梵義（）<>：
• 44節堂祖中（）<>：
• 45牧翁性欽（1384-1455）<>：丹波松山寺の開山。
• 46太虚（）<>：
• 47叔法（）<>：
• 48雲叟聖慶（）<>：洞泉寺2世。
• 49清澗（）<>：
• 50月江正文（？-1462/1463）<>：最乗寺7世。

• 60亀舜祖卜（）<>：
• 76一伝喜訓（）<>：
• 87大規聖模（）<>：洞泉寺3世。
• 106宙山壽洪（）<>：
• 133大倫全雄（）<>：
• 147大陽宗賢（）<>：洞泉寺8世。
• 156一峰文道（）<>：
• 162太盛俊最（）<>：
• 177養室亮育（）<>：洞泉寺10世。
• 181天崇存陽（）<>：
• 209羊叱憐牛（）<>：

• 在仲宗宥（生没年不詳）<>：最乗寺9世。
• 虚白雲吉（）<>：
• 器之為〓（1405-1468）<>：龍文寺中興。大寧寺、永沢寺を歴任。
• 全庵一藺（?-1469）<>：覚隠永本から嗣法。永沢寺、闢雲寺を歴任。桂国寺開山。
• 広山恕陽（?-1623）<>：宝円寺、永沢寺、越前龍泉寺を歴任。瑞龍寺を創建。
• 中尾瑞鳳
• 上田祥山（1863-）<>：日泰寺副住職。丹波国氷上郡出身。文久3年生。臨済宗でも学ぶ。可睡斎師家。[1]
• 渡辺秀雄（1905-）<1948->：1905年生。1930年駒沢大学卒。1948年、永沢寺住職。[2]
• 渡辺義弘（1940-）<>：曹洞宗参議。
• 『岳山史論』[3]
• 龍泉寺ウェブサイト[4]
• 禅宗編年史続[5]