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真宗大谷派金沢別院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年6月18日 (火)
真宗大谷派金沢別院(しんしゅうおおたには・かなざわ・べついん)は、石川県金沢市にある真宗大谷派の別院。尾山御坊の後身寺院。金沢御堂。旧称専光寺。(参考:同名寺院金沢別院・専光寺)
歴史
本願寺軍と末寺の加賀一向一揆軍が衝突した大小一揆を経て、本願寺が末寺を統率するために設けた尾山御坊が前身。天正8年(1580)に滅ぼされ、3年後に再建されたが、東西分立で御坊は西本願寺に属したため(本願寺金沢別院)、東本願寺は新たに後町の専光寺を御坊とした。寛永7年(1630)に焼失し、その後現在地に移転した。数度の火災に逢い、昭和37年(1962)にも全焼した。46年(1971)にコンクリート造の現在の本堂が完成した。
飛地境内として、市街東北の卯辰山に東山蓮如堂、西南の大乗寺丘陵に西山蓮如堂がある。鶴来別院は金沢別院の支院だったが、明治36年(1903)に独立した。
参考文献
- 木場明志監修、2012『別院探訪』真宗大谷派宗務所出版部
ほか