出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年12月28日 (土)
識名宮(しきな・ぐう)は、沖縄県那覇市繁多川にある熊野信仰の神社。琉球八社の一つ。神宮寺として琉球・神応寺があった。尸棄那権現。
- 創建不詳。一説によると洞窟から空へ光を放つ霊石があった。尚元王の子の尚廉伯が重病に掛かったが、祈ると治った。そこでこの洞窟の前に識名宮と神応寺を建てたという。ただし、寺院はもっと早くからあったともいう。
- 1644年:国王参詣が始まる(琉球国由来記)
- 1680年:社殿を洞窟の外に移して造営。
- 戦後、社殿を再建した。
(『日本歴史地名大系』ほか)