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琉球・護国寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年12月28日 (土)
護国寺(ごこくじ)は、沖縄県那覇市若狭にある真言宗寺院。本尊は聖観音。波上宮の神宮寺。琉球真言宗の中心寺院で琉球王室の祈願所。高野山真言宗。三光院と号す。通称は波上寺、波上の寺。山号は波上山。沖縄仏教、琉球王朝の国家祭祀も参照。(参考:同名寺院護国寺_(同名))
本尊
歴史
- 14世紀:察度王の命で大安寺跡に日本から来た頼重(?-1384)が創建。あるいは日秀の創建とも。
- 嘉靖年間(1522-1566):尚円王の霊夢に薩摩泰平寺の本尊地蔵菩薩が飛来して現れたという。
- 1598年(慶長3年):日本の京都醍醐寺に段子1巻・竹心香・天子台・酒を献上し、三光院の院号を与えられる。
- 1609年:<鹿児島藩島津家、琉球侵攻>
- 1675年(延宝3年):頼昌門中が空海像を祀る
- 1685年(貞享2年):もと中城間切の糸蒲寺にあった不動明王が那覇神徳寺を経て護国寺に移されたという(球陽)。
- 1688年:薩摩大乗院の末寺となる。
- 1692年(元禄5年):この年までには知事僧が派遣される(球陽)。
- 1696年(元禄9年):住職の盛海が山門に石造仁王像を奉納
- 1697年(元禄10年):大日如来堂を建立。
- 1845年(弘化2年):イギリス人宣教師ベッテルハイムが軟禁された。
- 明治初年:神仏分離。
(日本歴史地名大系)