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琉球八社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年11月11日 (日)
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'''琉球八社'''(りゅうきゅう・はっしゃ)は、琉球王室が崇敬していた8社の神社。琉球王国の官社。波上宮を筆頭として安里八幡宮以外は[[熊野信仰]]の神社。 | '''琉球八社'''(りゅうきゅう・はっしゃ)は、琉球王室が崇敬していた8社の神社。琉球王国の官社。波上宮を筆頭として安里八幡宮以外は[[熊野信仰]]の神社。 | ||
- | 金武宮以外の七社は近世以前に既に王朝の崇敬を受けていた。[[寺社座]] | + | 金武宮以外の七社は近世以前に既に王朝の崇敬を受けていた。[[寺社座]]の管轄下にあり、波上宮の「大夫」が各社の神職を掌握した。神仏習合を前提としており、[[神宮寺]]が付属していた。神宮寺は近世には[[真言宗]]になったが、一部は当初[[臨済宗]]だった。 |
+ | 近代、神仏分離で独立した神社となる。1890年、波上宮が官幣小社に列格するが、他の七社は無格社のままだった。 | ||
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2018年11月11日 (日) 時点における最新版
琉球八社 |
黄色は別当寺。 |
目次 |
概要
琉球八社(りゅうきゅう・はっしゃ)は、琉球王室が崇敬していた8社の神社。琉球王国の官社。波上宮を筆頭として安里八幡宮以外は熊野信仰の神社。 金武宮以外の七社は近世以前に既に王朝の崇敬を受けていた。寺社座の管轄下にあり、波上宮の「大夫」が各社の神職を掌握した。神仏習合を前提としており、神宮寺が付属していた。神宮寺は近世には真言宗になったが、一部は当初臨済宗だった。 近代、神仏分離で独立した神社となる。1890年、波上宮が官幣小社に列格するが、他の七社は無格社のままだった。
歴史
系譜
- 波上宮:沖縄県那覇市。護国寺。
- 金武宮:沖縄県国頭郡金武町。金武観音寺。
- 普天間宮:沖縄県宜野湾市。神宮寺。
- 天久宮:沖縄県那覇市。聖現寺。
- 沖宮:沖縄県那覇市。臨海寺。
- 安里八幡宮:沖縄県那覇市。神徳寺
- 識名宮:沖縄県那覇市。琉球・神応寺。
- 末吉宮:沖縄県那覇市。琉球・遍照寺。