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丹生川上神社中社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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2015年9月8日 (火) 時点における版
丹生川上神社 中社 にう かわかみ じんじゃ なかしゃ | |
概要 | 雨の神を祀る神社。 |
奉斎 | 罔象女神 (『神道大辞典』) |
所在地 | 奈良県吉野郡東吉野村小968 |
所在地(旧国郡) | 大和国吉野郡 |
所属(現在) | 神社本庁 |
格式など | 式内社・名神大社・正三位・二十二社・官幣大社・別表神社 |
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丹生川上神社中社(にうかわかみじんじゃ・なかしゃ)は、奈良県吉野郡東吉野村にある、丹生川上神社を構成する神社の一つ。高見川・四郷川・日裏川の合流点に位置する。古代の鎮座地の最有力候補とされる。祭神は罔象女神(神社ウェブサイト)。丹生津姫命巡幸の旧跡、また神武天皇が神祇を親祭した聖蹟ともされる。吉野離宮の地という説もある。旧称は蟻通神社。現在の正式名称は、丹生川上神社。
目次 |
奉斎
- 本殿
- 東殿
- 西殿
(神社ウェブサイト)
歴史
丹生川上神社の鎮座地は江戸時代には分からなくなっていた。明治初年に現在の下社が定められ、明治7年に現在の上社が定められたが、疑義があった。東吉野村出身の森口奈良吉が大正4年に『丹生川上神社考』を著し、東吉野村の蟻通神社こそが『類従三代格』が記す位置に合致するとした。11年、政府は同神社を丹生川上神社中社と定めた。
境内
- 本社:中央本殿、東殿、西殿の3棟。東殿と西殿はいずれも3棟の社殿が横に連結した構造。
- 摂社丹生神社:元の鎮座地。高見川の対岸の本宮山の麓にある。祭神は本社と同じ「弥都波能売神」(ウェブサイト)。
- 神武天皇聖蹟丹生川上:紀元二千六百年奉祝会が定めた神武天皇聖蹟の一つ。神武天皇が長随彦と戦う時に祭祀を行ったとされる地。
- 吉野離宮碑
画像
参考文献
- 土岐昌訓 平成7「旧官国幣社と延喜式内社」『神社史の研究』