仏舎利信仰

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-）

2018年5月27日 (日) 時点における版

釈迦の舎利。釈迦信仰、仏塔信仰も参照。日本では中世、舎利信仰が盛んになり、舎利殿の建立や舎利会の実施が行われた。特に鑑真請来の唐招提寺の舎利と、空海請来の東寺の舎利が神聖視された。

インド

• ピプラーワー：カピラ城の候補地。1898年、イギリス人が釈迦の真骨を発掘。舎利容器に釈迦を示す名が記されていた。

スリランカ

• 仏歯寺

中国

• 北京・霊光寺

朝鮮

• 寂滅宝宮：新羅の高僧慈蔵が感得した仏舎利を祀る寺院。五大寂滅宝宮があり、特に通度寺が有名。
• 阿育王寺舎利殿：重源が木材を送って建立。

日本

• 東寺五重塔：空海が将来した仏舎利。
• 吉田寺
• 法興院
• 祇陀林寺
• 元慶寺
• 北野天満宮：
• 常照皇寺：
• 唐招提寺舎利殿：鑑真が将来した仏舎利を祀る。太鼓を収めるわけでもないが、鼓楼と呼ばれる。
• 日泰寺：
• 敏満寺：
• 鹿苑寺舎利殿：金閣寺。
• 円覚寺舎利殿：
• 法隆寺舎利殿：
• 周防阿弥陀寺舎利殿：重源が建立。
• 永源寺舎利殿：
• 浄住寺舎利殿：叡尊に帰依した後堀河天皇皇女の暉子内親王（室町院）が寄進した牙舎利を祀った。
• 京都・報恩寺：浄住寺の後身で、室町院寄進の牙舎利を伝えるという。
• 西芳寺舎利殿：