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修験道
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2015年5月23日 (土) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
修験道(しゅげんどう)は、日本在来の山岳信仰を基盤とし、神道、仏教、道教などと習合しながら成立した日本の宗教。明治初年に政府の弾圧を受けて、廃絶とされた経緯があり、現在では仏教教団として存続しているものが多い。根本道場は、開祖役小角が開いた、吉野・熊野を結ぶ大峰山にある大峰山寺(および金峰山寺)である。主に天台宗(寺門派)の聖護院を本山とする本山派と、真言宗の醍醐寺三宝院を本山とする当山派に分かれる。葛城山も開祖修行地として重要視されている。地方では、東北地方の出羽三山、九州の英彦山、中国地方の五流修験などが有力で、独立傾向が強い。特に出羽三山は開祖を役小角ではなく、蜂子皇子としており、独自性を打ち出している。比叡山や高野山でも修行が行われた。
宗派・流派
- 全国
- (真言宗古義派)当山派
- (天台宗寺門派)本山派
- (天台宗山門派)金峰山寺
- 熊野三山
- 葛城山
- 地方
- 出羽三山
- (天台宗山門派)羽黒山・月山
- (真言宗新義派)湯殿山
- 英彦山
- 五流修験
- 石鎚山
- 木曽御嶽山
- 出羽三山
現在の教団
- 金峯山修験本宗
- 真言宗醍醐派
- 本山修験宗
ほか