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終南山
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年11月14日 (火)
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2023年11月14日 (火) 時点における最新版
終南山(しゅうなんざん)は、陝西省西安市(長安)にある仏教と道教の霊山。南山、圭峰、太乙山とも呼ばれる。仏教では南山律、善導流浄土教、華厳宗、三論宗の発祥地、また鳩摩羅什の墓地として、道教では、老子の墓所として知られる。三階教の聖地でもある。(参考:同名霊山南山)
鍾馗は、終南山麓に住んでいた科挙落第者が鬼となって皇帝の前に現れた 漢の明帝が終南山で星にあったという伝説に基づく北斗曼荼羅を終南山曼荼羅と呼ぶ。
一覧
- 悟真寺:陝西省西安市藍田県。善導旧跡。現在は上悟真寺、下悟真寺、水陸庵に分かれている。
- 浄業寺:陜西省西安市長安区。道宣旧跡。戒壇があった。重点寺院。
- 草堂寺:陝西省西安市〓邑区。鳩摩羅什の墓。のち宗密が住した。訳経所だった逍遥園・西明閣がここにあったというが不詳。重点寺院。
- 豊徳寺:陝西省西安市長安区。道宣旧跡。道宣が建てた戒壇があったという。
- 太乙宮:陝西省西安市長安区。
- 楼観台:陝西省西安市周至県。老子墓がある。玄宗が老子像を見つけた道観。重点宮観。
- 至相寺:陝西省西安市長安区。華厳宗第二祖の智儼が住した。三論宗宗祖の吉蔵が葬られた。
- 百塔寺:陝西省西安市長安区。三階教の聖地。開祖信行の墓地。
- 龍田寺:627年、唐の太宗が父高祖のために終南山の太和宮を寄進して創建。高祖と太宗の等身像があった。