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御霊信仰

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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御霊信仰 

目次

概要

御霊信仰は、祟りを起こす不慮の死を遂げた人物の神霊に対する信仰。霊神信仰招魂社も参照。 御霊神社と呼ばれる他、若宮神社、大王神社とも呼ばれる。

祇園御霊会などの疫神信仰(牛頭天王信仰)とは一応、区別しておく。

歴史

系譜

主な神社

人物と神社

奈良時代

平安時代

鎌倉時代

南北朝・室町時代

南朝関係は南朝人物旧跡を参照

戦国時代

  • 吉川興経吉香神社
  • 九鬼澄隆九鬼岩倉神社
  • 明智光秀福知山・御霊神社
  • 菊姫:増福院
  • 相良治頼:西村大王神社、治頼神社
  • 城井鎮房:城井神社
  • 城井鎮房の家臣:扇城神社
  • 築山殿:徳川家康の正室。信康の生母。岡崎八柱神社。
  • 松平信康:徳川家康の長男。山形中山神社、岡崎若宮八幡宮。
  • 上村長種:若宮神社(上村白髪神社内)
  • 上村頼孝:正宮八幡(上村白髪神社内)
  • 上村頼継:大王神社(上村白髪神社内)
  • 大友政親:戸室御霊社
  • 大野泰基:野村御霊神社、二宮八幡社
  • 波多親:朝鮮出兵の遅参などで秀吉の怒りを買い滅亡。一族郎党の怨霊は「岸岳末孫」などの名で佐賀県各地に祀られている。
  • 小野道好(政次):井伊家の家老。主君を裏切り処刑されたが、祟ったとされ、但馬明神として祀られたという。二宮神社内の天王社に合祀された。

江戸時代

  • 佐倉惣五郎:怨霊となった義民。東勝寺宗吾霊堂、口ノ宮神社、義雲宮
  • 山家清兵衛和霊神社今治・和霊神社
  • 小野尊俊:推恵神社
  • 薫的:薫的神社
  • 村上兄弟:吾清霊社
  • 松平永兼:暘谷霊社。松本神社
  • 牧野秀成:弥彦神社五所宮(祭祀は廃され十柱神社となる)
  • 大竹与茂七:五十志霊神社
  • お岩:四谷於岩稲荷田宮神社、新川於岩稲荷田宮神社。
  • お菊:お菊神社(姫路・十二所神社)
  • 柏巌門昌:祟りを起こすが、神社はない。
  • お花:林下寺お花大権現。
  • お綱:真光院お綱堂。
  • お花:お花善神(徳守神社内)
  • 松平頼雄:西条藩世嗣。廃嫡された。邦安神社(日前神宮内)
  • 門馬隆経:中村藩家老。体興霊神(涼ケ岡八幡神社内)。
  • 僧侶某:今治の正福寺(現在の高野山今治別院。蔵敷八幡宮別当)住職。政治批判をして捕まり簀巻きにされて海に投じられた。のち藩主に祟る。恕霊神という名で蔵敷八幡(吹揚神社に合祀)の近くに祀られた。
  • 豊島忠松:神社はない?
  • 日忌様:謀殺した代官豊島忠松の亡霊に殺された25人の若者。

その他


画像

参考文献

脚注

http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%BE%A1%E9%9C%8A%E4%BF%A1%E4%BB%B0」より作成

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