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毫摂寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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(?歴代住職)
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*6:善岌(1318-1396):
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2017年10月25日 (水) 時点における版

毫摂寺(ごうしょうじ)は、福井県越前市にある浄土真宗本山寺院大町門徒(三門徒)系統の真宗出雲路派の本山で、越前四本山(証誠寺毫摂寺誠照寺専照寺)の一つ。京都・毫摂寺の後身であるとともに、証誠寺から分裂した寺院とも言える。江戸時代は天台宗青蓮院門跡院家だった。越前国今立郡。五分市本山。(参考:同名寺院毫摂寺_(同名)


歴史

毫摂寺の成立と変遷にははっきりしない点が多い。 天福元年(1233)に親鸞が京都出雲路に設けた庵が起源とされる。 ついで覚如に師事した乗専が中興。これが京都・毫摂寺で寺名は覚如の号に由来すると説明される。

南北朝の戦乱(応仁の乱とも)を避けて末寺の横越証誠寺を頼りに善幸が越前に移った。 暦応3年(1340、興国元)、山本荘に移った。 永正15年(1518)後柏原天皇勅願所となり、仁和寺末となる。 天正3年、一向一揆に焼かれたので再び横越に戻ったともいう。 天正17年(1589)、後陽成天皇の勅願所となる。 同時に青蓮院門跡院家となる(元禄年間とも)。 慶長元年(1596)、多数末寺を連れて横越を離れ、五分市に移った(慶長8年頃ともいう)。証誠寺はほとんどの末寺を奪われたといい、 たびたび対立して抗争した。

歴代は花山院家や一条家の猶子となった。 寛永5年(1628)、落雷で焼失。安永3年(1774)、火災で焼失。天明6年(1786)再建。明治10年(1877)5月、失火で焼失。 明治5年9月、真宗本願寺派に属すが、明治11年2月、独立して真宗出雲路派を立てた。 明治17年8月再建。 (国史大辞典、日本歴史地名大系、世界大百科事典、日本仏教基礎講座)

歴代住職

  • 乗専(1285-1357):和気氏。丹波国天田郡六人部出身。俗名は高橋盛永。毫摂寺の実質的な開山だが、歴代に数えられていない。覚如の弟子。元は禅僧で清範と称したという。丹波にも毫摂寺を創建。大和国吉野郡で檜川御坊円光寺・浄源寺・西方寺を、但馬国出石郡で乗専寺を創建。吉野郡平尾で死去。平尾徳善寺に墓。
  • 1:親鸞(1173-1262):浄土真宗の宗祖。
  • 2:善鸞(生没年不詳):親鸞の子。本願寺の伝承では異端を唱え、親鸞から義絶されたといわれる。
  • 3:善入(1257-1320):覚如の末子。
  • 4:善智(1285-1336):
  • 5:善幸(1310-1361):
  • 6:善岌(1318-1396):
  • 7:善教(1362-1428):
  • 8:善鎮(1389-1465):善幸の次男。越前に移転か。蓮如に帰依。正闡坊と号す。
  • 9:善覚(1415-1492):
  • 10:善光(1454-1527):
  • 11:善秀(1499-1586):
  • 12:善照(1574-1650):柳原家から入る。
  • 13:善舜(1590-1640):
  • 14:善誉(1610-1647):
  • 15:善休(1628-1703):
  • 16:善聞(1653-1723):善冏とも。
  • 17:善准(1693-1744):
  • 18:善栄(1719-1793):
  • 19:善祐(1740-1817):
  • 20:善雲(1771-1841):
  • 21:藤善静:(1797-1861):物部善静
  • 22:藤善慶(光暁):(1839-1916):智慧光院
  • 23:藤善聴(光照):(1864-1920):巍徳院
  • 24:藤光曜(善解):(1895-):大慈悲院
  • 25:藤光永():
  • 26:藤光真():

(望月『仏教大辞典 付録』など) 生没年は『日本仏教基礎講座』より

塔頭

  • 教証寺
  • 光闡寺
  • 応信寺
  • 城福寺:塔頭ではないが、末寺筆頭という。現在地移転に功があった。
http://shinden.boo.jp/wiki/%E6%AF%AB%E6%91%82%E5%AF%BA」より作成

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