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勅会執行寺院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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2017年9月1日 (金) 時点における版
勅会執行寺院は、勅使参向の下に法会が行われる寺院。現在では、東寺と延暦寺の2寺のみである。神社については勅祭社を参照。神宮祭祀、勅祭社、宮中祭祀、陵墓祭祀、旧官国幣社・旧指定護国神社臨時祭への奉幣、一部社寺への香華料下賜などとともに、戦後も行われている皇室祭祀の一つである(法律上は天皇家の私的な信仰とされる)。
臨時のものもあり、祖師などの遠忌も勅会として行われた。 神仏習合の神事も勅会と呼ばれるが、不詳。
一覧
前近代
- 宮中真言院
- 後七日御修法:毎年1月8日から7日間実施。現在は東寺灌頂院を道場とする。
- 延暦寺
- 五箇の大法(御修法)
- 熾盛光法
- 七仏薬師法
- 普賢延命法
- 鎮将夜叉法
- 安鎮国家法
- 三大勅会
- 東塔の法華大会
- 西塔の勧学大会
- 横川の大法元三会:延暦寺四季講堂で1/3に五年ごとに実施。
- 六月会・霜月会
- 五箇の大法(御修法)
- 南京三会1
- 南京三会2
- 興福寺維摩会
- 興福寺法華会
- 薬師寺最勝会
- 北京三会
- 三講
- 宮中最勝講
- 仙洞最勝講
- 法勝寺御八講
- 勅願灌頂
- 延暦寺総持院
- 尊勝寺
- 東寺
- 仁和寺観音院
- 仁王会:臨時に実施したり、天皇即位で行ったりした。