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修験道
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2015年6月13日 (土) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
修験道(しゅげんどう)は、日本在来の山岳信仰を基盤とし、神道、仏教(特に密教)、道教などと習合しながら成立した日本の宗教。森羅万象は大日如来の化身と捉える密教思想を背景に、蔵王権現や不動明王などを中心的尊格とする。明治初年に政府の弾圧を受けて、廃絶とされた経緯があり、現在では仏教教団として存続しているものが多い。根本道場は、開祖役小角が開いた、吉野・熊野を結ぶ大峰山にある大峰山寺(および金峰山寺)である。主に天台宗(寺門派)の聖護院を本山とする本山派と、真言宗の醍醐寺三宝院を本山とする当山派に分かれる。葛城山も開祖修行地として重要視されている。地方では、東北地方の出羽三山、九州の英彦山、中国地方の五流修験などが有力で、独立傾向が強い。特に出羽三山は開祖を役小角ではなく、蜂子皇子としており、独自性を打ち出している。また富士山、石鎚山、木曽御嶽山もガラパコス的発展を遂げ、修験道からは半ば独立したような固有の世界を形成している。また天台密教、真言密教の総本山である比叡山や高野山でも修行が行われた。
目次 |
歴史
役小角の伝説
古代
中世
近世
近代
- 神仏分離・廃仏毀釈と修験道廃止
- 教派神道教団の成立
- 修験道教団の復興と再編成
信仰
人物
宗派・流派
歴史的な宗派・流派
- 全国
- 地方
現在の教団
ほか