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駒形神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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+ | *850年(嘉祥3年):[[円仁]]、馬塚の由来を聞き、[[馬峰寺]](煤孫寺)を建て、駒岳権現宮(新山)を建立した。 | ||
+ | *851年(仁寿1年)9月2日:陸奥国駒形神、正五位下(文徳実録)。 | ||
+ | *862年(貞観4年)6月18日:従四位下(三代実録)。陸奥国では最高位。 | ||
+ | *924年(延長2年):『延喜式』に記載。 | ||
+ | *1314年(正和3年):馬峰寺堂守の宮松が京都[[聖護院]]で修行して貴徳院の号を授かった。 | ||
+ | *江戸時代:山頂の本宮の造替は仙台藩と盛岡藩が交互に20年ごとに担当した。 | ||
+ | *寛永年間:岩崎城代の柏山明和が御駒堂を建立し、駒ケ岳の里宮とした。 | ||
+ | *1870年(明治3年):神仏分離に伴い、馬峰寺は[[煤孫寺]]と改称し、駒形権現宮は[[古館神社]]と改称した。 | ||
+ | *1870年(明治3年):岩崎御駒堂を駒形神社と改称した。 | ||
+ | *1871年(明治4年)5月14日:駒形神社(山頂本社)、国幣小社に列格。 | ||
+ | *1872年(明治5年)11月:[[水沢塩竈神社]]の社殿を駒形神社仮遥拝所とした。のち正式な遥拝所となる。水沢塩竈神社は境内の春日神社に仮遷座合祀。 | ||
+ | *1874年(明治7年)11月:水沢塩竈神社、仮遷座していた春日神社社殿を本社とする。 | ||
+ | *1896年(明治29年)8月:水沢塩竈神社、社地を駒形神社と分割して独立した神社となる。 | ||
+ | *1903年(明治36年)1月:山上の本社から御神体を奉遷し遥拝所を駒形神社本社とした。山頂の神社は奥宮とした。水沢塩竈神社を編入し、摂社となる。 | ||
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2022年6月20日 (月) 時点における版
駒形神社 こまがた じんじゃ | |
概要 | 駒ケ岳の神を奉斎する神社。 |
奉斎 | 駒形神 (土岐昌訓論文) |
所在地 | 岩手県奥州市水沢区中上野町1-83 |
所在地(旧国郡) | 陸奥国胆沢郡 |
所属(現在) | 神社本庁 |
格式など | 式内社・国幣小社・別表神社 |
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目次 |
概要
歴史
- 802年(延暦21年)1月:『日本紀略』に「陸奥国三神」が坂上田村麻呂の東征に霊験があったと記す。
- 802年(延暦21年)頃:坂上田村麻呂、胆沢城を築城。
- 坂上田村麻呂、煤孫村で倒れた愛馬を葬り、馬頭観音堂を建立。
- 850年(嘉祥3年):円仁、馬塚の由来を聞き、馬峰寺(煤孫寺)を建て、駒岳権現宮(新山)を建立した。
- 851年(仁寿1年)9月2日:陸奥国駒形神、正五位下(文徳実録)。
- 862年(貞観4年)6月18日:従四位下(三代実録)。陸奥国では最高位。
- 924年(延長2年):『延喜式』に記載。
- 1314年(正和3年):馬峰寺堂守の宮松が京都聖護院で修行して貴徳院の号を授かった。
- 江戸時代:山頂の本宮の造替は仙台藩と盛岡藩が交互に20年ごとに担当した。
- 寛永年間:岩崎城代の柏山明和が御駒堂を建立し、駒ケ岳の里宮とした。
- 1870年(明治3年):神仏分離に伴い、馬峰寺は煤孫寺と改称し、駒形権現宮は古館神社と改称した。
- 1870年(明治3年):岩崎御駒堂を駒形神社と改称した。
- 1871年(明治4年)5月14日:駒形神社(山頂本社)、国幣小社に列格。
- 1872年(明治5年)11月:水沢塩竈神社の社殿を駒形神社仮遥拝所とした。のち正式な遥拝所となる。水沢塩竈神社は境内の春日神社に仮遷座合祀。
- 1874年(明治7年)11月:水沢塩竈神社、仮遷座していた春日神社社殿を本社とする。
- 1896年(明治29年)8月:水沢塩竈神社、社地を駒形神社と分割して独立した神社となる。
- 1903年(明治36年)1月:山上の本社から御神体を奉遷し遥拝所を駒形神社本社とした。山頂の神社は奥宮とした。水沢塩竈神社を編入し、摂社となる。
境内
組織
大宮司・宮司
- 二見清六(-1890)<1877-1890>:1877年(明治10年)5月、駒形神社宮司。1890年(明治23年)8月23日死去(官報)。
- 島川竹介(-1893)<-1893>:1893年(明治26年)9月6日死去(官報)。
- 磐瀬弘治(生没年不詳)<1893-1896>:福島県出身。1893年(明治26年)11月29日駒形神社宮司。1896年(明治29年)4月29日、石上神宮宮司。1897年(明治30年)8月13日、伊佐須美神社宮司。1942年(昭和17年)1月まで特定郵便局長を務めた。
- 浅井清長()<1896->:1880年(明治13年)7月28日、駿河浅間神社主典。1887年(明治20年)4月14日、小国神社禰宜。1896年(明治29年)4月29日、駒形神社宮司。
- 長谷外余男(1890-1973)<1902-1903>:(略歴は、熱田神宮#組織を参照)
- 前田勝也(1900-1981)<1936-1939>:1936年(昭和11年)駒形神社宮司。1939年(昭和14年)鹿児島神宮宮司。(略歴は、北海道神宮#組織を参照)
- 山下明
画像
参考文献
- 土岐昌訓 平成7「旧官国幣社と延喜式内社」『神社史の研究』