出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年11月23日 (月)
物部氏は、饒速日命を祖とする古代氏族。饒速日命は天孫とされ、ニニギと同様に高天原より天降ったとされるが天照大神との具体的な関係は不詳。一説には天火明命と同一とされ、その場合は、天火明命の子孫の尾張氏と物部氏は同系統とされる。謎多き一族。
一覧
人物
石上氏、金子氏、穂積氏、鈴木家、阿刀氏、熊野国造?
尾張氏との関連も言われる。
阿刀氏は空海の母の出身氏族として知られ、東寺執行職や慈尊院別当職を世襲した。
- 饒速日命;
- 天火明命;
- 宇摩志麻遅命:
- 伊香色雄:
- 物部麁鹿火:
- 物部尾輿:
- 物部守屋(?-587):飛鳥時代の豪族。
- 韓国広足(生没年不詳):役小角に師事したという。
- 義淵(?-728);一説に阿刀氏。古代の法相宗僧侶。
- 玄昉(?-746):阿刀氏。奈良時代の法相宗僧侶。
- 石上宅嗣():石上氏。阿閦寺を創建。
- 道鏡 (?-772);弓削氏。
- 玉依御前(生没年不詳);空海の母。阿刀氏。阿刀真足の娘。墓は慈尊院。
- 善珠(723-797):阿刀氏。秋篠寺開山。
- 実敏(788-856):物部氏。東大寺別当。三論宗。
- 荻生徂徠(1666-1728):儒学者。物部氏を称す。