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戒壇
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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2019年7月16日 (火) 時点における版
戒壇(かいだん)は、仏教で僧侶が戒律を受ける施設。
徳田明本によると、道宣の『戒壇図経』や東大寺戒壇院の記録から、戒壇はインドの仏塔に起源があるという。 インドでは、ナーランダー寺院や祇園精舎に戒壇があったと言われている。
目次 |
系譜
中国
- 建康・南林寺:江蘇省南京市。求那跋摩(367-431)が中国最古の戒壇を建てたという。
- 浄業寺:陜西省西安市長安区終南山。道宣旧跡。重点寺院。
- 豊徳寺:陝西省西安市長安区終南山。道宣旧跡。
- 実際寺:陝西省西安市碑林区。鑑真がここで受戒。
- 中国三大戒壇
- 碧山寺:山西省忻州市五台県台懐鎮。五台山。重点寺院。
- 竹林寺:山西省忻州市五台県台懐鎮。五台山。白玉戒壇があった。
- 玄中寺:山西省呂梁市交城県。石壁山。甘露戒壇。重点寺院。
- 東林寺:江西省九江市廬山市。廬山。甘露戒壇。重点寺院。
- 撫州・宝応寺:江西省撫州市。
北宋の真宗皇帝の時、全国72カ所に戒壇を設置し、さらに首都に大乗戒壇を置いた(『仏祖統記』)。
朝鮮
- 通度寺:慶尚南道梁山市。朝鮮唯一の戒壇。