ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
丹生川上神社中社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年11月9日 (水)
(版間での差分)
細 (1版) |
|||
(間の9版分が非表示) | |||
2行: | 2行: | ||
|- | |- | ||
|style="text-align:center;background-color:#ededed" colspan="2"|'''丹生川上神社 中社'''<br>にう かわかみ じんじゃ なかしゃ | |style="text-align:center;background-color:#ededed" colspan="2"|'''丹生川上神社 中社'''<br>にう かわかみ じんじゃ なかしゃ | ||
- | |||
|- | |- | ||
- | |style="text-align:center;" colspan="2"|[[|350px]] | + | |style="text-align:center;" colspan="2"|[[file:niu-kawakami-jinja-nakasha (2).jpg|350px]] |
- | + | ||
|- | |- | ||
|style="background-color:#ededed;width:100px;"|概要 | |style="background-color:#ededed;width:100px;"|概要 | ||
26行: | 24行: | ||
|- | |- | ||
|style="background-color:#ededed"|関連記事 | |style="background-color:#ededed"|関連記事 | ||
- | |[[ | + | |[[丹生川上神社関連旧跡]] |
<!-- | <!-- | ||
|- | |- | ||
35行: | 33行: | ||
--> | --> | ||
|} | |} | ||
- | |||
- | |||
+ | '''丹生川上神社中社'''(にうかわかみじんじゃ・なかしゃ)は、奈良県吉野郡東吉野村にある、[[丹生川上神社]]を構成する神社の一つ。高見川・四郷川・日裏川の合流点に位置する。古代の鎮座地の最有力候補とされる。祭神は'''[[罔象女神]]'''(神社ウェブサイト)。[[丹生津姫命]]巡幸の旧跡、また[[神武天皇]]が神祇を親祭した[[神武天皇聖蹟|聖蹟]]ともされる。[[吉野離宮]]の地という説もある。旧称は'''蟻通神社'''。現在の正式名称は、'''丹生川上神社'''。 | ||
- | |||
- | |||
==奉斎== | ==奉斎== | ||
- | + | *本殿 | |
- | + | **主祭神:[[罔象女神]] | |
+ | **東方の相殿神:[[伊邪奈岐命]] | ||
+ | **西方の相殿神:[[伊邪奈美命]] | ||
+ | *東殿 | ||
+ | **祭神:[[大日〓貴尊]] | ||
+ | **東方の相殿神:[[誉田別命]] | ||
+ | **西方の相殿神:[[八意思兼命]] | ||
+ | *西殿 | ||
+ | **祭神:[[開化天皇]]・[[上筒男命]] | ||
+ | **東方の相殿神:[[菅原道真]]・[[綿津見神]] | ||
+ | **西方の相殿神:[[大国主神]]・[[事代主神]] | ||
+ | (神社ウェブサイト) | ||
+ | |||
==歴史== | ==歴史== | ||
+ | 丹生川上神社の鎮座地は江戸時代には分からなくなっていた。明治初年に現在の[[丹生川上神社下社|下社]]が定められ、明治7年に現在の[[丹生川上神社上社|上社]]が定められたが、疑義があった。東吉野村出身の'''森口奈良吉'''が大正4年に『丹生川上神社考』を著し、東吉野村の'''蟻通神社'''こそが『類従三代格』が記す位置に合致するとした。11年、政府は同神社を'''丹生川上神社中社'''と定めた。 | ||
+ | |||
+ | 戦前は上社・中社・下社の3社で一つの神社組織を持ち、中社に社務所を置いていたが、戦後は3社それぞれが独立した宗教法人となった。 | ||
+ | |||
+ | |||
==境内== | ==境内== | ||
- | + | *本社:中央本殿、東殿、西殿の3棟。東殿と西殿はいずれも3棟の社殿が横に連結した構造。 | |
- | + | *摂社[[丹生神社]]:元の鎮座地。高見川の対岸の本宮山の麓にある。祭神は本社と同じ「弥都波能売神」(ウェブサイト)。 | |
- | + | *[[神武天皇聖蹟丹生川上]]:紀元二千六百年奉祝会が定めた[[神武天皇聖蹟]]の一つ。[[神武天皇]]が[[長随彦]]と戦う時に祭祀を行ったとされる地。 | |
+ | *[[吉野離宮]]碑 | ||
+ | |||
+ | ==組織== | ||
+ | ===宮司=== | ||
+ | *日下康寛()<?-現職>: | ||
==画像== | ==画像== | ||
74行: | 91行: | ||
==脚注== | ==脚注== | ||
<references/> | <references/> | ||
+ | |||
+ | |||
+ | [[category:奈良県]] | ||
+ | {{template:二十二社}} |
2022年11月9日 (水) 時点における最新版
丹生川上神社 中社 にう かわかみ じんじゃ なかしゃ | |
![]() | |
概要 | 雨の神を祀る神社。 |
奉斎 | 罔象女神 (『神道大辞典』) |
所在地 | 奈良県吉野郡東吉野村小968 |
所在地(旧国郡) | 大和国吉野郡 |
所属(現在) | 神社本庁 |
格式など | 式内社・名神大社・正三位・二十二社・官幣大社・別表神社 |
関連記事 | 丹生川上神社関連旧跡 |
丹生川上神社中社(にうかわかみじんじゃ・なかしゃ)は、奈良県吉野郡東吉野村にある、丹生川上神社を構成する神社の一つ。高見川・四郷川・日裏川の合流点に位置する。古代の鎮座地の最有力候補とされる。祭神は罔象女神(神社ウェブサイト)。丹生津姫命巡幸の旧跡、また神武天皇が神祇を親祭した聖蹟ともされる。吉野離宮の地という説もある。旧称は蟻通神社。現在の正式名称は、丹生川上神社。
目次 |
奉斎
- 本殿
- 東殿
- 西殿
(神社ウェブサイト)
歴史
丹生川上神社の鎮座地は江戸時代には分からなくなっていた。明治初年に現在の下社が定められ、明治7年に現在の上社が定められたが、疑義があった。東吉野村出身の森口奈良吉が大正4年に『丹生川上神社考』を著し、東吉野村の蟻通神社こそが『類従三代格』が記す位置に合致するとした。11年、政府は同神社を丹生川上神社中社と定めた。
戦前は上社・中社・下社の3社で一つの神社組織を持ち、中社に社務所を置いていたが、戦後は3社それぞれが独立した宗教法人となった。
境内
- 本社:中央本殿、東殿、西殿の3棟。東殿と西殿はいずれも3棟の社殿が横に連結した構造。
- 摂社丹生神社:元の鎮座地。高見川の対岸の本宮山の麓にある。祭神は本社と同じ「弥都波能売神」(ウェブサイト)。
- 神武天皇聖蹟丹生川上:紀元二千六百年奉祝会が定めた神武天皇聖蹟の一つ。神武天皇が長随彦と戦う時に祭祀を行ったとされる地。
- 吉野離宮碑
組織
宮司
- 日下康寛()<?-現職>:
画像
参考文献
- 土岐昌訓 平成7「旧官国幣社と延喜式内社」『神社史の研究』
脚注
上七社 | 1伊勢神宮![]() | 2石清水八幡宮![]() | 3賀茂神社 上賀茂神社・下鴨神社 ![]() ![]() | 4松尾大社![]() | 5平野神社![]() | 6伏見稲荷大社![]() | 7春日大社![]() | ||
中七社 | 8大原野神社![]() | 9大神神社![]() | 10石上神宮![]() | 11大和神社![]() | 12広瀬大社 | 13龍田大社![]() | 14住吉大社![]() | ||
下八社 | 15日吉大社 | 16梅宮大社![]() | 17吉田神社![]() | 18広田神社![]() | 19八坂神社![]() | 20北野天満宮![]() | 21丹生川上神社 上社・中社・下社 ![]() ![]() ![]() | 22貴船神社![]() |