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南都仏教の人物旧跡

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

2016年6月16日 (木) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
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奈良仏教諸師旧跡

目次

一覧

飛鳥時代

  • 善信尼
  • 本多善光 善光寺を創建。
  • 聖徳太子 法隆寺を創建
  • 慧慈
  • 観勒
  • 恵隠
  • 道昭(629-700):法相宗の入唐僧。河内出身。船氏。玄奘に師事し、基と交わり、日本に初めて法相宗を伝えたことで著名だが、玄奘の勧めで隆化寺恵満(慧可の弟子)に禅を学び、初めて日本に禅を伝えた人物でもある。元興寺に禅院を設けた。
  • 定慧
  • 役小角

奈良時代

  • 徳道(656-?):長谷寺を創建。辛矢田部氏。播磨国揖保郡出身。
  • 智光(生没年不詳):元興寺の僧侶。三論宗を智蔵に学ぶ。智光曼荼羅を感得したとされる。多くの著作が現存。
  • 頼光(生没年不詳):元興寺の僧侶。智光と共に智蔵に三論宗を学ぶ。極楽往生して智光の夢に現れ、極楽浄土の風景を智光に見せる。
  • 隆尊(706-760):義淵に法相宗、華厳宗を学ぶ。舎人親王に戒師の招請を建議して鑑真来日のきっかけを作った。東大寺大仏開眼法要の講師を務めた。
  • 智通(生没年不詳):法相宗第二伝。658年に智達と共に入唐。玄奘や基に学ぶ。金剛山寺を創建したともいう。
  • 智達(生没年不詳):法相宗第二伝。智通と共に入唐し、玄奘や基に師事。帰国後、元興寺で法相宗を広めた。
  • 智鳳(生没年不詳):法相宗第三伝。新羅出身。703年、智雄や智鸞と共に入唐し、智周に学ぶ。日本に戻り、元興寺で法相宗を広めた。
  • 義淵(?-728):法相宗僧侶。市往氏。大和国高市郡出身。元興寺智鳳に学ぶ。龍門寺龍蓋寺龍福寺などを創建。多くの弟子を育て、実質的な日本法相宗の開祖とみなす説もある。
  • 行基(668-749):東大寺四聖。法相宗僧侶。高志氏。和泉国出身。道昭や義淵に学んだと言われる。諸国を巡り、架橋や築堤を行い、民衆を教化。東大寺大仏の造立の勧進職を務め、日本初の大僧正となった。
  • 玄昉(?-746):法相宗六祖。法相宗第四伝。阿刀氏。義淵に師事。入唐して智周に学び、玄宗から紫衣を賜う。多くの経典を持って帰国し興福寺系の法相宗の祖となる。政界でも吉備真備と共に権勢をふるうが、藤原広嗣の乱を経て観世音寺に左遷された。
  • 恵灌(生没年不詳):三論宗初伝。高句麗出身。隋で吉蔵に学ぶ。625年来日して元興寺に入る。河内国に井上寺を創建した。
  • 智蔵(生没年不詳):三論宗第二伝。禾田氏。天智天皇の時に入唐。
  • 道慈 大安寺を整備。三論宗第三伝。
  • 常騰 法相宗六祖
  • 神叡 法相宗六祖
  • 善珠 法相宗六祖
  • 菩提僊那 東大寺四聖
  • 慈訓 興福寺別当1世
  • 玄賓 法相宗六祖
  • 行賀 法相宗六祖
  • 開成 勝尾寺を創建
  • 道セン(702-760):律宗・華厳宗の来日僧。唐の許州出身。衛氏。嵩山普寂に禅と華厳を学ぶ。栄叡らの招請で菩提僊那らとともに来日し、東大寺大仏開眼の呪願師を務めた。北宗禅を日本に伝える。『華厳経章疏』を初めて伝え、日本華厳宗の祖でもある。大安寺に禅院を設置。
  • 審祥
  • 行表(722-797):道センの弟子で、最澄の出家の師。大和出身。檜前氏。律、禅、法相、華厳を学ぶ。近江崇福寺寺主。晩年は吉野比蘇山寺で修禅に励む。
  • 良弁(689-774):東大寺開山。石山寺開山。義淵法相宗を学び、審祥華厳宗を学ぶが、雑密も学んだ。東大寺四聖。
  • 実忠(726-?):東大寺修二会(お水取り)を創始。良弁の弟子。
  • 道鏡(?-772):日本唯一の法王になった僧侶?河内出身。弓削氏。義淵や良弁に学ぶ。葛城山で如意輪法を修す。宿曜法で孝謙上皇の病を治し、寵愛を受けて太政大臣禅師、法王となった。西大寺西隆寺を創建した。下野・薬師寺別当。
  • 報恩(?-795):子島寺開山。備前出身。孝謙天皇、桓武天皇の病気平癒祈願を行う。吉野で修行。
  • 延鎮(生没年不詳):清水寺開山。子島寺報恩に師事。清水寺創建にあたって真言を唱えている。
  • 勤操(754-827):大和出身。秦氏石淵寺で法華八講を創始。空海の師と言われ、一説には虚空蔵求聞持法を授けたともいう。東大寺別当、西寺別当を歴任。石淵僧正
  • 霊仙(生没年不詳):日本人唯一の「三蔵」。空海最澄と同時に入唐。醴泉寺に滞在し、般若に学ぶ。『大乗本生心地観経』の漢訳に従事し、三蔵を与えられた。太元帥法を修得した。五台山で暗殺された。霊宣霊詮霊船
  • 栄叡(?-749):律宗の入唐僧。美濃出身。戒律の師を求めて天平5年(733)に普照とともに入唐。道センの招聘に成功。さらに鑑真の渡来に画策するが、その最中、端州龍興寺で客死。
  • 普照(生没年不詳):律宗の入唐僧。戒律の師を求めて天平5年(733)に栄叡とともに入唐。道セン、鑑真の招聘に成功。東大寺唐禅院に住し、西大寺大鎮となる。業行
  • 鑑真(688-763):来日僧。東大寺戒壇院唐招提寺を創建。
  • 法進(709-778):天台宗の来日僧。唐の申州(あるいは明州)出身。王氏。鑑真に師事し、律と天台を学んだ。揚州白塔寺にいた。師とともに天平勝宝5年(753)に来日。鑑真の東大寺戒壇院創建を助け、その初代戒和上となった。東大寺唐禅院に住す。
  • 如宝(731-815):来日僧。鑑真に師事し、ともに来日。
  • 義静(生没年不詳):来日僧。鑑真に師事。揚州興雲寺住職。唐招提寺で経蔵を整備。
  • 思託(生没年不詳):来日僧。鑑真に師事し、ともに来日。
  • 法載(生没年不詳):来日僧。鑑真に師事し、ともに来日。法蔵
  • 豊安(764-840):三河出身。唐招提寺如宝に師事。唐招提寺5世となり伽藍整備を進める。平城上皇に授戒。

平安時代

鎌倉時代

  • 信円 興福寺を復興
  • 重源 東大寺大勧進
  • 栄西 東大寺大勧進
  • 明恵 高山寺創建
  • 貞慶
  • 良遍 東大寺知足院復興
  • 信空 西大寺長老2世
  • 俊ジョウ(1166-1227):真言律宗泉涌寺流の開祖。泉涌寺開山。月輪大師大興正法国師
  • 覚盛(1194-1249):真言律宗。大和出身。東大寺で自誓受戒。唐招提寺を復興。大悲菩薩
  • 叡尊(1201-1290):真言律宗西大寺流の開祖。大和出身。興福寺の学侶慶玄の子。醍醐寺叡賢に師事。東大寺で自誓受戒。思円房興正菩薩
  • 円晴
  • 忍性(1217-1303):大和出身。伴氏。真言律宗西大寺流。叡尊、覚盛に師事。鎌倉・極楽寺を創建。四天王寺別当。忍性菩薩
  • 円照(1220-1277):東大寺の僧。東大寺戒壇院中興と言われる。大和出身。藤原氏。叡尊、禅恵、良忠に師事。東大寺戒壇院主。円爾にも師事。東大寺大勧進職。実相
  • 証玄(1220-1292):真言律宗唐招提寺流の僧。覚盛に受戒。唐招提寺を継ぐ。円律。
  • 導御(1223-1311):大和出身。大鳥広元の子。法金剛院壬生寺の中興。唐招提寺証玄に師事。法隆寺夢殿で融通念仏を広めるように聖徳太子の託宣を得る。壬生寺、清涼寺などの大念仏会を実施した。円覚十万上人
  • 凝然(1240-1321):東大寺の僧。伊予出身。藤原氏。延暦寺戒壇院で受戒。東大寺円照に師事。華厳、倶舎、律、三論、法相、天台、真言、禅、浄土の各宗に精通し、『八宗綱要』などを記す。東大寺戒壇院長老、唐招提寺長老を務める。示観房凝然大徳示観国師
  • 宣瑜(1240-1325):叡尊に師事。伊勢弘正寺住職を経て西大寺3代長老。花園天皇の帰依を受けた。浄覚
  • 湛睿(1271-1347):凝然、禅爾に師事。下総東禅寺などに住す。武蔵称名寺第3代長老となる。華厳学の大家でもあった。金沢文庫に多くの仏典の写本を残す。本如
  • 文観(1278-1357):真言律宗西大寺流の僧。立川流の大成者。播磨一乗寺で学び、叡尊のもとで律僧となる。大和竹林寺長老。報恩院流を学ぶ。東寺大勧進、醍醐寺座主を歴任。弘真文観房殊音小野僧正

南北朝時代

室町時代

江戸時代

  • 公慶 東大寺大勧進
  • 湛海(1629-1716):真言律宗の僧。伊勢出身。山田氏。神鳳寺円忍の教えを受ける。宝山寺の開山。仏像彫刻の名匠。宝山律師。

近代

  • 佐伯定胤
  • 高田好胤
  • 大西良慶
http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%8D%97%E9%83%BD%E4%BB%8F%E6%95%99%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%89%A9%E6%97%A7%E8%B7%A1」より作成

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