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真言宗の本山寺院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年2月6日 (土)
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- | *[[南都仏教の本山寺院]]も参照。[[東大寺]]、[[興福寺]]、[[興福寺一乗院]]、[[興福寺大乗院]]、[[薬師寺]]、[[法隆寺]]、[[清水寺]]、[[唐招提寺]]、 | + | *[[南都仏教の本山寺院]]も参照。[[東大寺]]、[[興福寺]]、[[興福寺一乗院]]、[[興福寺大乗院]]、[[薬師寺]]、[[法隆寺]]、[[清水寺]]、[[唐招提寺]]、[[元興寺]] |
===地方本山級=== | ===地方本山級=== | ||
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*[[宝山寺]]:奈良県生駒市。 | *[[宝山寺]]:奈良県生駒市。 | ||
*[[正暦寺]]:奈良県奈良市。 | *[[正暦寺]]:奈良県奈良市。 | ||
- | *[[松尾寺]]:奈良県大和郡山市。 | + | *[[大和・松尾寺|松尾寺]]:奈良県大和郡山市。 |
*[[朝護孫子寺]]:奈良県生駒郡平群町。 | *[[朝護孫子寺]]:奈良県生駒郡平群町。 | ||
*[[室生寺]]:奈良県宇陀市。 | *[[室生寺]]:奈良県宇陀市。 | ||
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*[[鳳来寺]]:愛知県新城市。 | *[[鳳来寺]]:愛知県新城市。 | ||
*[[七宝瀧寺]]:大阪府泉佐野市。 | *[[七宝瀧寺]]:大阪府泉佐野市。 | ||
- | *[[大和・霊山寺]]:奈良県奈良市。 | + | *[[大和・霊山寺|霊山寺]]:奈良県奈良市。 |
*[[北区・摂津国分寺]]:大阪府大阪市北区。 | *[[北区・摂津国分寺]]:大阪府大阪市北区。 | ||
*[[花山院]]:兵庫県三田市。 | *[[花山院]]:兵庫県三田市。 | ||
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*[[前神寺]]:愛媛県西条市。 | *[[前神寺]]:愛媛県西条市。 | ||
- | === | + | ===その他=== |
+ | *[[貞観寺]] | ||
+ | *[[安祥寺]] | ||
+ | *[[禅林寺]] | ||
+ | *[[西寺]] | ||
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===新宗教=== | ===新宗教=== | ||
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*[[台覚寺]]:栃木県矢板市。身言正宗総本山。 | *[[台覚寺]]:栃木県矢板市。身言正宗総本山。 | ||
*[[]] | *[[]] | ||
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|京都府京都市山科区 | |京都府京都市山科区 | ||
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- | | | + | |1889年(明治22年)12月25日、別格本山(智山年表)。 |
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*高野山時報社編『真言宗寺院一覧 昭和9年版』[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1241810]による | *高野山時報社編『真言宗寺院一覧 昭和9年版』[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1241810]による | ||
*醍醐派は寺格の記載がなく不明 | *醍醐派は寺格の記載がなく不明 | ||
- | *この他、古義真言宗の高野山末寺として[[聖林寺]]、[[安倍文殊院]]、[[大和・法楽寺]] | + | *この他、古義真言宗の高野山末寺として[[聖林寺]]、[[安倍文殊院]]、[[大和・法楽寺]]を「(律)」(3寺は1941年(昭和16年)の時点では東大寺末となっている。行政文書昭59文部00998100)、[[当麻寺]]を「(浄)」、真言宗東寺派として勝原薬師寺、元薬寺を「(戒)」とする。 |
*「真言宗聯合各派寺名一覧」[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/943810]未見 | *「真言宗聯合各派寺名一覧」[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/943810]未見 | ||
===醍醐派=== | ===醍醐派=== | ||
- | + | [[修験道の本山寺院]]を参照 | |
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- | + | ===戦後ほか=== | |
- | * | + | *[[家原寺]]:昭和41年、高野山真言宗別格本山(日本歴史地名大系) |
- | * | + | *[[宝満寺]]:昭和23年、高野山真言宗準別格本山(日本歴史地名大系) |
- | * | + | *[[西代寺]]:平成27年5月23日、東寺真言宗準別格本山(ウェブサイト) |
- | * | + | *[[聖徳院]]:昭和16年3月28日、準別格本山。のち高野山真言宗。(ウェブサイト) |
- | * | + | *金毘羅大本院:昭和24年1月25日、高野山真言宗準別格本山(ウェブサイト)。 |
- | * | + | *法多山尊永寺:昭和41年、高野山真言宗別格本山(ウェブサイト)。 |
- | * | + | *厳島[[大聖院]]:1960年(昭和35年)2月26日、御室派大本山(智山年表)。 |
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==新義== | ==新義== | ||
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+ | 真言宗の僧侶は事相(儀式作法)と教相(教学)の二つを学ばないといけないが、どの法流の事相を学んだかは問わず、新義派の教相を伝える寺院は全て新義派の寺院とみなした。新義派の寺院は、智積院か長谷寺を教相の本山とした他に、事相の本山を持っていたようだ(このため関係は複雑で明治以降の近代教団の成立の過程で混乱をもたらした)。近世の新義派の本山は智積院と長谷寺の2寺であり、連携しながら宗派を運営したようである。ただし根来寺とその周辺寺院は管轄外で、別個に運営がされていたようだ。寺格として'''本寺'''、'''末寺'''、'''門徒'''の三つがあり、本寺の下に末寺と門徒があった。この他、格院と[[談林]]、移転地があり、幕府や朝廷との関係で[[江戸触頭]](役寺)、[[独礼寺院]]、[[院室兼帯寺院]]、[[色衣被着寺院]]、[[僧正地]]があった。本山が教学研究と僧侶養成を担い、江戸触頭が宗政(宗派運営)を担当していた。江戸触頭は本末問題や法類紛争の裁判権を持ち、俗人や他の宗派と関わることは寺社奉行の指導を受けて裁定した。(「新義真言教団の宗教行政」ほか) | ||
+ | *'''本寺・末寺・門徒''':三つの寺格はさらに細分化され、京本寺、田舎本寺、末寺、又末寺、又々末寺、門徒、又門徒、又々門徒などがあった。門徒以下の住職は色衣を着ることは禁止され、黒衣のみだった。中世以来、各地で力を持っていたのは田舎本寺だった。江戸触頭は自身の権限を強化し、田舎本寺の増長を抑えるためその末寺の離末を推進した。離末する場合、他の田舎本寺の末寺になるのではなく京本寺や江戸触頭の末寺となるようにした。また江戸触頭は門徒寺に対しても末寺への昇格を積極的に勧めた。門徒から末寺への昇進には、その本寺の法流の相続を条件とした。住職になるには談林などで修学20年と色衣被着の免許が必要だった。門徒・末寺の住職は修学20年のうち本山修学3年が条件だった。談林・本寺の場合は本山修学6年で40歳以上と定められた。また色衣被着の申請は40歳以上でないとできないので住職となるには事実上、40歳以上でなければならなかった。所定の年限を経ずに住職に付きたい場合は正式な住職ではなく看住、看坊、看守などと呼ばれて住職代理となった。僧侶には出家と道心の別があり、道心は住職になれなかった。 | ||
+ | *'''格院''':江戸触頭、仁和寺門跡、大覚寺門跡、護持院、高野山、京本寺の直末寺から選ばれた。直触格院はその中から選ばれた。格院に昇格すると談林や本寺にはなれなかった。 | ||
+ | *'''[[談林]]''':僧侶の学問所となった寺院。新義派の寺院統制の中枢だった。談林住職は智積院または長谷寺の化主に任命権があった。談林に昇格するには門末一同の連名で周辺の談林寺院の同意を得て触頭に申請し、触頭会議を経て決定。その上で智積院または長谷寺に申請したようである。中世以来の談林を古談林、近世以降に昇格した寺院を新談林と呼んだが新談林のほうが「魅力的」だったという。 | ||
+ | *[[院室兼帯寺院]]:[[門跡]]を補佐する役割の[[院室寺院]]の名義を形式的に兼務する制度。宗派として公的な寺格ではなかったが近世には重視された。任命するのは仁和寺や大覚寺などの門跡寺院であり、本来、江戸触頭は権限外だったが申請には江戸触頭4寺の斡旋を必要とした。 | ||
+ | *'''色衣被着寺院''':色衣の着用の資格は僧侶個人ではなく寺院によって決まっていたので事実上、寺格の一種だった。1668年(寛文8年)、江戸触頭に新義派寺院の色衣を門跡に申請する権利が認められた。1688年(元禄1年)、隆光が新義僧録に任命され、新義僧録が新義派寺院の色衣の許可を直接発給できるようになった。この時、色衣条目が定められ、新義派の色衣に関する基礎が定まった。しかし1717年(享保2年)の新義僧録の廃止で新義派独自に色衣を許可することはできなくなり、以前のように仁和寺や大覚寺に申請することになった。申請するには触頭の許可書が必要となった。さらに本山の許可も必要だった。寛保年間には、一色寺、二色寺、三色寺の区別を設けたという。新たに寺院を建てた開山住職には一代限りの色衣を恩典として与えることもあった。ただし寺格が異なると実際に着用することはできなかったという。 | ||
+ | *'''僧正地''':智積院、長谷寺、護持院、上品蓮台寺の4寺か。極官はいずれも権僧正だったようである。 | ||
+ | *'''移転地''':本山が人事権を持つ寺院。のち移転地の住職を務めることは本山能化になる出世コースとなった。のちには能化選挙の被選挙権を持つ寺院を限定し、[[一臈移転地]]とされた。 | ||
+ | *'''出入り寺院''':住職が不祥事で追放された寺院は「出入り寺院」「上り寺」などと呼ばれて触頭が後任の特任住職を選ぶこととなった。当初は直後の住職だけでなく長年人事権を触頭が握ることになった。1771年(明和8年)12月からは江戸触頭が人事権を握るのは後任一代限りとなった。 | ||
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+ | ===近代=== | ||
智山派では、1919年(大正8年)の『改正智山派宗典』[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/963154]掲載の宗規第13号寺院条例(明治38年10月28日内務大臣認可11月23日発布)によると、別格本山、準別格本山、常法談林、談林、準談林、格院、平格院、末寺、門徒の寺格があった。1938年(昭和13年)の智山派宗典[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1114580]によると、総本山智積院の他、総本山東京別院の真福寺、別格本山として新勝寺、平間寺、薬王院を挙げる。豊山派では大正7年の『改正豊山派宗憲宗規』[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/943950]によると、総本山[[長谷寺]]の他、別格本山として[[護国寺]]と[[鶏足寺]]が挙がるのみ。大伝法院([[根来寺]])は1901年(明治34年)「根来山大伝法院寺法」で智山派・豊山派両属の「大本山」とされた。また[[肥前・誕生院|誕生院]]は1919年(大正8年)8月30日、文部大臣の認可を得て復興し、智山派豊山派両属の根来寺末寺として「別格本山」とした(「密厳山誕生院寺法」)。 | 智山派では、1919年(大正8年)の『改正智山派宗典』[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/963154]掲載の宗規第13号寺院条例(明治38年10月28日内務大臣認可11月23日発布)によると、別格本山、準別格本山、常法談林、談林、準談林、格院、平格院、末寺、門徒の寺格があった。1938年(昭和13年)の智山派宗典[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1114580]によると、総本山智積院の他、総本山東京別院の真福寺、別格本山として新勝寺、平間寺、薬王院を挙げる。豊山派では大正7年の『改正豊山派宗憲宗規』[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/943950]によると、総本山[[長谷寺]]の他、別格本山として[[護国寺]]と[[鶏足寺]]が挙がるのみ。大伝法院([[根来寺]])は1901年(明治34年)「根来山大伝法院寺法」で智山派・豊山派両属の「大本山」とされた。また[[肥前・誕生院|誕生院]]は1919年(大正8年)8月30日、文部大臣の認可を得て復興し、智山派豊山派両属の根来寺末寺として「別格本山」とした(「密厳山誕生院寺法」)。 | ||
以上をまとめると次のようになる | 以上をまとめると次のようになる | ||
- | *総本山[[智積院]] | + | *総本山[[智積院]]:京都府京都市東山区にある真言宗の本山寺院。真言宗智山派総本山。 |
- | *総本山[[長谷寺]] | + | *総本山[[長谷寺]]:奈良県桜井市初瀬(大和国式上郡)にある、長谷観音信仰の中心となる真言宗の本山寺院。日本を代表する観音信仰の寺院で、真言宗豊山派総本山。西国三十三所観音霊場第8番札所。 |
- | *総本山別院[[江戸・真福寺|真福寺]] | + | *総本山別院[[江戸・真福寺|真福寺]]:東京都港区にある真言宗寺院。真言宗智山派別院。新義派の江戸触頭寺院(江戸四カ寺)の一つ。 |
- | *大本山[[根来寺|大伝法院]] | + | *大本山[[根来寺|大伝法院]]:和歌山県岩出市にある真言宗の本山寺院。新義真言宗総本山。 |
- | *別格本山[[肥前・誕生院|誕生院]] | + | *別格本山[[肥前・誕生院|誕生院]]:佐賀県鹿島市にある、覚鑁ゆかりの真言宗寺院。覚鑁の生誕地。 |
- | *別格本山[[新勝寺]] | + | *別格本山[[新勝寺]]:千葉県成田市にある不動信仰の真言宗寺院。成田不動信仰の発祥地。真言宗智山派大本山。1898年(明治31年)、別格本山。1946年(昭和21年)、大本山に昇格。(国史大辞典。大本山を別格大本山と誤記?) |
- | *別格本山[[平間寺]] | + | *別格本山[[平間寺]]:神奈川県川崎市川崎区にある弘法大師信仰の真言宗寺院。川越大師として知られる。真言宗智山派大本山。1898年(明治31年)、別格本山(日本歴史地名大系)。1958年(昭和33年)3月1日、大本山に昇格(智山年表)。 |
- | *別格本山[[薬王院]] | + | *別格本山[[薬王院]]:東京都八王子市にある飯綱信仰の真言宗寺院。真言宗の檀林寺院。高尾山として知られる。真言宗智山派大本山。別格本山から1958年(昭和33年)3月1日、大本山に昇格(智山年表)。 |
- | *別格本山[[護国寺]] | + | *別格本山[[護国寺]]:東京都文京区にある真言宗寺院。真言宗豊山派大本山。新義真言宗僧録司を務めた護持院を明治に合併した。 |
- | *別格本山[[鶏足寺]] | + | *別格本山[[鶏足寺]]:栃木県足利市にある真言宗寺院。真言密教慈猛流の根本道場。 |
*戦後、別格本山?? | *戦後、別格本山?? | ||
- | **金剛寺 | + | **[[武蔵・金剛寺|金剛寺]]:東京都日野市にある不動信仰の真言宗寺院。真言宗智山派別格本山。高幡山。明王院。高幡不動。 |
- | **真福寺 | + | **[[尾張・真福寺|真福寺]]:愛知県名古屋市中区にある観音信仰の真言宗寺院。真言宗智山派別格本山。宝生院。大須観音として知られる。 |
- | **常福寺 | + | **[[陸奥・常福寺|常福寺]]:福島県いわき市平赤井の閼伽井嶽にある薬師信仰の真言宗寺院。真言宗智山派。閼伽井嶽薬師。 |
- | **満願寺 | + | **[[栃木・満願寺|満願寺]]:栃木県栃木市にある観音信仰の真言宗寺院。坂東三十三所観音霊場の第17番札所。真言宗智山派旧別格本山。出流山。出流観音。 |
- | * | + | *[[上品蓮台寺]]:京都府京都市北区にある真言宗寺院。真言宗智山派。1888年(明治21年)6月7日、別格本山(智山年表)。 |
==参考文献== | ==参考文献== |
2021年2月6日 (土) 時点における最新版
真言宗の本山寺院 |
目次 |
概要
系譜
国家的寺院
- 東寺:京都府京都市南区。
- 金剛峰寺:和歌山県伊都郡高野町。
- 仁和寺門跡:京都府京都市右京区。
- 大覚寺門跡:京都府京都市右京区。
- 蓮華光院門跡:(京都府京都市東山区)。廃絶。
- 醍醐寺:京都府京都市伏見区。
- 三宝院門跡:京都府京都市伏見区。
- 西大寺:奈良県奈良市。
- 法華寺:奈良県奈良市。
- 勧修寺門跡:京都府京都市山科区。
- 随心院門跡:京都府京都市山科区。
- 大安寺:奈良県奈良市。
- 元興寺:奈良県奈良市。
- 広隆寺:京都府京都市右京区。
- 神護寺:京都府京都市右京区。
地方本山級
- 新勝寺:千葉県成田市。
- 平間寺:神奈川県川崎市川崎区。
- 薬王院:東京都八王子市。
- 宝山寺:奈良県生駒市。
- 正暦寺:奈良県奈良市。
- 松尾寺:奈良県大和郡山市。
- 朝護孫子寺:奈良県生駒郡平群町。
- 室生寺:奈良県宇陀市。
- 善通寺:香川県善通寺市。
- 泉涌寺:京都府京都市東山区。
- 東長寺:福岡県福岡市博多区。
- 中山寺:兵庫県宝塚市。
- 摂津・清澄寺:兵庫県宝塚市。
- 福祥寺:兵庫県神戸市須磨区。
- 霊雲寺:東京都文京区。
- 注蓮寺:山形県鶴岡市。
- 鳳閣寺:奈良県吉野郡黒滝村。
- 神鳳寺:大阪府堺市西区。
- 鑁阿寺:栃木県足利市。
- 鳳来寺:愛知県新城市。
- 七宝瀧寺:大阪府泉佐野市。
- 霊山寺:奈良県奈良市。
- 北区・摂津国分寺:大阪府大阪市北区。
- 花山院:兵庫県三田市。
- 伊予・極楽寺:愛媛県西条市。
- 前神寺:愛媛県西条市。
その他
新宗教
古義
整理 番号 | 宗派 | 寺格 | 名称 | 所在地 | 現在の宗派 (未完) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 古義真言宗-高 | 01総本山 | 金剛峰寺 | 和歌山県伊都郡高野町 | 高野山真言宗総本山 | |
2 | 真言宗醍醐派 | 01総本山 | 醍醐寺 | 京都府京都市伏見区 | ||
3 | 真言宗東寺派 | 01総本山 | 教王護国寺 | 京都府京都市南区 | ||
4 | 古義真言宗-御 | 02大本山 | 仁和寺 | 京都府京都市右京区 | 真言宗御室派総本山 | |
5 | 古義真言宗-大 | 02大本山 | 大覚寺 | 京都府京都市右京区 | 真言宗大覚寺派大本山 | |
6 | 真言宗善通寺派 | 02大本山 | 善通寺 | 香川県善通寺市 | 真言宗善通寺派総本山 | |
7 | 真言宗善通寺派 | 02大本山 | 随心院 | 京都府京都市山科区 | 真言宗善通寺派大本山 | |
8 | 真言宗山階派 | 02大本山 | 勧修寺 | 京都府京都市山科区 | ||
9 | 真言宗泉涌寺派 | 02大本山 | 泉涌寺 | 京都府京都市東山区 | ||
10 | 古義真言宗-高 | 03準大本山 | 宝寿院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
11 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 霊雲寺 | 東京都文京区 | 真言宗霊雲寺派総本山 | |
12 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 安祥寺 | 京都府京都市山科区 | 1889年(明治22年)12月25日、別格本山(智山年表)。 | |
13 | 古義真言宗-大 | 04別格本山 | 神護寺 | 京都府京都市右京区 | ||
14 | 古義真言宗-御 | 04別格本山 | 広隆寺 | 京都府京都市右京区 | 単立 | |
15 | 古義真言宗-大 | 04別格本山 | 覚勝院 | 京都府京都市右京区 | 大覚寺塔頭 | |
16 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 清浄心院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
17 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 金剛三昧院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
18 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 遍照光院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
19 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 明王院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
20 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 南院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
21 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 光台院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
22 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 龍光院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
23 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 宝亀院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
24 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 正智院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
25 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 円通寺 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
26 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 叡福寺 | 大阪府南河内郡太子町 | 単立 | |
27 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 国分寺 | 山口県下関市 | ||
28 | 古義真言宗-高 | 04別格本山 | 国分寺 | 山口県防府市 | ||
29 | 真言宗東寺派 | 04別格本山 | 石山寺 | 滋賀県大津市 | ||
30 | 真言宗東寺派 | 04別格本山 | 観智院 | 京都府京都市南区 | 東寺塔頭 | |
31 | 真言宗東寺派 | 04別格本山 | 宝菩提院 | 京都府京都市南区 | 東寺塔頭 | |
32 | 真言宗山階派 | 04別格本山 | 大安寺 | 奈良県奈良市 | 高野山真言宗 | |
33 | 真言宗泉涌寺派 | 04別格本山 | 雲龍院 | 京都府京都市東山区 | 泉涌寺塔頭 | |
34 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 歓喜院 | 埼玉県熊谷市 | 高野山真言宗準別格本山 | |
35 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 大安楽寺 | 東京都中央区 | 高野山真言宗 | |
36 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 放生寺 | 東京都新宿区 | 高野山真言宗準別格本山 | |
37 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 金剛院 | 東京都八王子市 | ||
38 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 福寿院 | 東京都町田市 | ||
39 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 増徳院 | 神奈川県横浜市南区 | ||
40 | 古義真言宗-大 | 05準別格本山 | 西明寺 | 京都府京都市右京区 | ||
41 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 高山寺 | 京都府京都市右京区 | 単立 | |
42 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 尊寿院 | 京都府京都市右京区 | 仁和寺塔頭 | |
43 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 蓮華寺 | 京都府京都市右京区 | 仁和寺塔頭 | |
44 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 遍照寺 | 京都府京都市右京区 | ||
45 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 福智院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
46 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 龍泉院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
47 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 蓮華院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
48 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 一乗院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
49 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 普門院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
50 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 本覚院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
51 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 西室院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
52 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 光明院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
53 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 恵光院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
54 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 本王院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
55 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 大円院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
56 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 西門院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
57 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 北室院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
58 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 蓮華定院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
59 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 円満院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
60 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 不動院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
61 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 高室院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
62 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 持明院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
63 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 宝城院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
64 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 西禅院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
65 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 桜池院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
66 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 西南院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
67 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 増福院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
68 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 大乗院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
69 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 成福院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
70 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 地蔵院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
71 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 安養院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
72 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 無量光院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
73 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 遍照尊院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
74 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 大明王院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
75 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 浄菩提院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
76 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 大楽院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
77 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 三宝院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
78 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 総持院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
79 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 正覚院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
80 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 親王院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
81 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 天徳院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
82 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 蓮花三昧院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
83 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 高祖院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
84 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 青巌寺 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
85 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 心南院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
86 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 蓮上院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
87 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 遍明院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
88 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 釈迦文院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
89 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 悉地院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
90 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 多聞院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
91 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 大聖院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
92 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 智荘厳院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
93 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 金蔵院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
94 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 上蔵院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
95 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 随心院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
96 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 五大院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
97 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 金剛頂院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
98 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 本願院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
99 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 平等院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
100 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 五坊寂静院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
101 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 如意輪寺 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
102 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 東室院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
103 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 東南院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
104 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 自性院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
105 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 善集院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
106 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 蓮金院 | 和歌山県伊都郡高野町 | 金剛峰寺塔頭 | |
107 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 正暦寺 | 奈良県奈良市 | 菩提山真言宗大本山 | |
108 | 古義真言宗-大 | 05準別格本山 | 大乗坊 | 大阪府大阪市浪速区 | ||
109 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 大福院(三津寺) | 大阪府大阪市中央区 | ||
110 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 南之坊(法案寺) | 大阪府大阪市中央区 | ||
111 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 太融寺 | 大阪府大阪市北区 | ||
112 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 金剛寺 | 大阪府河内長野市 | ||
113 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 中山寺 | 兵庫県宝塚市 | 真言宗中山寺派大本山 | |
114 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 蓮台寺 | 岡山県倉敷市 | ||
115 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 西国寺 | 広島県尾道市 | 真言宗醍醐派大本山 | |
116 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 極楽寺 | 広島県廿日市市 | ||
117 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 箸蔵寺 | 徳島県三好市 | ||
118 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 鶴林寺 | 徳島県勝浦郡勝浦町 | 四国霊場第20番札所 | |
119 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 立江寺 | 徳島県小松島市 | 四国霊場第19番札所 | |
120 | 古義真言宗-高 | 05準別格本山 | 太龍寺 | 徳島県阿南市 | 四国霊場第21番札所 | |
121 | 古義真言宗-大 | 05準別格本山 | 八栗寺 | 香川県高松市 | 四国霊場第85番札所 | |
122 | 古義真言宗-大 | 05準別格本山 | 三谷寺 | 香川県丸亀市 | ||
123 | 古義真言宗-大 | 05準別格本山 | 本山寺 | 香川県三豊市 | 四国霊場第70番札所 | |
124 | 古義真言宗-大 | 05準別格本山 | 仙龍寺 | 愛媛県四国中央市 | 四国霊場第65番札所三角寺の奥之院という。 | |
125 | 古義真言宗-御 | 05準別格本山 | 出石寺 | 愛媛県大洲市 | ||
126 | 古義真言宗-大 | 05準別格本山 | 大智院 | 長崎県佐世保市 | ||
127 | 真言宗東寺派 | 05準別格本山 | 雲照寺 | 栃木県那須塩原市 | ||
128 | 真言宗東寺派 | 05準別格本山 | 了徳院 | 大阪府大阪市福島区 | ||
129 | 真言宗善通寺派 | 05準別格本山 | 大乗院 | 京都府京都市山科区 | 随心院塔頭 | |
130 | 真言宗山階派 | 05準別格本山 | 不動院(大聖観音寺) | 大阪府大阪市住吉区 | 観音宗総本山 | |
131 | 真言宗泉涌寺派 | 05準別格本山 | 新善光寺 | 京都府京都市東山区 | 泉涌寺塔頭 | |
132 | 真言宗泉涌寺派 | 05準別格本山 | 観音寺 | 京都府京都市東山区 | 泉涌寺塔頭 | |
133 | 真言宗泉涌寺派 | 05準別格本山 | 戒光寺 | 京都府京都市東山区 | 泉涌寺塔頭 | |
134 | 真言宗泉涌寺派 | 05準別格本山 | 悲田院 | 京都府京都市東山区 | 泉涌寺塔頭 | |
135 | 真言宗泉涌寺派 | 05準別格本山 | 法音院 | 京都府京都市東山区 | 泉涌寺塔頭 |
- 高野山時報社編『真言宗寺院一覧 昭和9年版』[1]による
- 醍醐派は寺格の記載がなく不明
- この他、古義真言宗の高野山末寺として聖林寺、安倍文殊院、大和・法楽寺を「(律)」(3寺は1941年(昭和16年)の時点では東大寺末となっている。行政文書昭59文部00998100)、当麻寺を「(浄)」、真言宗東寺派として勝原薬師寺、元薬寺を「(戒)」とする。
- 「真言宗聯合各派寺名一覧」[2]未見
醍醐派
修験道の本山寺院を参照
戦後ほか
- 家原寺:昭和41年、高野山真言宗別格本山(日本歴史地名大系)
- 宝満寺:昭和23年、高野山真言宗準別格本山(日本歴史地名大系)
- 西代寺:平成27年5月23日、東寺真言宗準別格本山(ウェブサイト)
- 聖徳院:昭和16年3月28日、準別格本山。のち高野山真言宗。(ウェブサイト)
- 金毘羅大本院:昭和24年1月25日、高野山真言宗準別格本山(ウェブサイト)。
- 法多山尊永寺:昭和41年、高野山真言宗別格本山(ウェブサイト)。
- 厳島大聖院:1960年(昭和35年)2月26日、御室派大本山(智山年表)。
新義
近世
真言宗の僧侶は事相(儀式作法)と教相(教学)の二つを学ばないといけないが、どの法流の事相を学んだかは問わず、新義派の教相を伝える寺院は全て新義派の寺院とみなした。新義派の寺院は、智積院か長谷寺を教相の本山とした他に、事相の本山を持っていたようだ(このため関係は複雑で明治以降の近代教団の成立の過程で混乱をもたらした)。近世の新義派の本山は智積院と長谷寺の2寺であり、連携しながら宗派を運営したようである。ただし根来寺とその周辺寺院は管轄外で、別個に運営がされていたようだ。寺格として本寺、末寺、門徒の三つがあり、本寺の下に末寺と門徒があった。この他、格院と談林、移転地があり、幕府や朝廷との関係で江戸触頭(役寺)、独礼寺院、院室兼帯寺院、色衣被着寺院、僧正地があった。本山が教学研究と僧侶養成を担い、江戸触頭が宗政(宗派運営)を担当していた。江戸触頭は本末問題や法類紛争の裁判権を持ち、俗人や他の宗派と関わることは寺社奉行の指導を受けて裁定した。(「新義真言教団の宗教行政」ほか)
- 本寺・末寺・門徒:三つの寺格はさらに細分化され、京本寺、田舎本寺、末寺、又末寺、又々末寺、門徒、又門徒、又々門徒などがあった。門徒以下の住職は色衣を着ることは禁止され、黒衣のみだった。中世以来、各地で力を持っていたのは田舎本寺だった。江戸触頭は自身の権限を強化し、田舎本寺の増長を抑えるためその末寺の離末を推進した。離末する場合、他の田舎本寺の末寺になるのではなく京本寺や江戸触頭の末寺となるようにした。また江戸触頭は門徒寺に対しても末寺への昇格を積極的に勧めた。門徒から末寺への昇進には、その本寺の法流の相続を条件とした。住職になるには談林などで修学20年と色衣被着の免許が必要だった。門徒・末寺の住職は修学20年のうち本山修学3年が条件だった。談林・本寺の場合は本山修学6年で40歳以上と定められた。また色衣被着の申請は40歳以上でないとできないので住職となるには事実上、40歳以上でなければならなかった。所定の年限を経ずに住職に付きたい場合は正式な住職ではなく看住、看坊、看守などと呼ばれて住職代理となった。僧侶には出家と道心の別があり、道心は住職になれなかった。
- 格院:江戸触頭、仁和寺門跡、大覚寺門跡、護持院、高野山、京本寺の直末寺から選ばれた。直触格院はその中から選ばれた。格院に昇格すると談林や本寺にはなれなかった。
- 談林:僧侶の学問所となった寺院。新義派の寺院統制の中枢だった。談林住職は智積院または長谷寺の化主に任命権があった。談林に昇格するには門末一同の連名で周辺の談林寺院の同意を得て触頭に申請し、触頭会議を経て決定。その上で智積院または長谷寺に申請したようである。中世以来の談林を古談林、近世以降に昇格した寺院を新談林と呼んだが新談林のほうが「魅力的」だったという。
- 院室兼帯寺院:門跡を補佐する役割の院室寺院の名義を形式的に兼務する制度。宗派として公的な寺格ではなかったが近世には重視された。任命するのは仁和寺や大覚寺などの門跡寺院であり、本来、江戸触頭は権限外だったが申請には江戸触頭4寺の斡旋を必要とした。
- 色衣被着寺院:色衣の着用の資格は僧侶個人ではなく寺院によって決まっていたので事実上、寺格の一種だった。1668年(寛文8年)、江戸触頭に新義派寺院の色衣を門跡に申請する権利が認められた。1688年(元禄1年)、隆光が新義僧録に任命され、新義僧録が新義派寺院の色衣の許可を直接発給できるようになった。この時、色衣条目が定められ、新義派の色衣に関する基礎が定まった。しかし1717年(享保2年)の新義僧録の廃止で新義派独自に色衣を許可することはできなくなり、以前のように仁和寺や大覚寺に申請することになった。申請するには触頭の許可書が必要となった。さらに本山の許可も必要だった。寛保年間には、一色寺、二色寺、三色寺の区別を設けたという。新たに寺院を建てた開山住職には一代限りの色衣を恩典として与えることもあった。ただし寺格が異なると実際に着用することはできなかったという。
- 僧正地:智積院、長谷寺、護持院、上品蓮台寺の4寺か。極官はいずれも権僧正だったようである。
- 移転地:本山が人事権を持つ寺院。のち移転地の住職を務めることは本山能化になる出世コースとなった。のちには能化選挙の被選挙権を持つ寺院を限定し、一臈移転地とされた。
- 出入り寺院:住職が不祥事で追放された寺院は「出入り寺院」「上り寺」などと呼ばれて触頭が後任の特任住職を選ぶこととなった。当初は直後の住職だけでなく長年人事権を触頭が握ることになった。1771年(明和8年)12月からは江戸触頭が人事権を握るのは後任一代限りとなった。
近代
智山派では、1919年(大正8年)の『改正智山派宗典』[3]掲載の宗規第13号寺院条例(明治38年10月28日内務大臣認可11月23日発布)によると、別格本山、準別格本山、常法談林、談林、準談林、格院、平格院、末寺、門徒の寺格があった。1938年(昭和13年)の智山派宗典[4]によると、総本山智積院の他、総本山東京別院の真福寺、別格本山として新勝寺、平間寺、薬王院を挙げる。豊山派では大正7年の『改正豊山派宗憲宗規』[5]によると、総本山長谷寺の他、別格本山として護国寺と鶏足寺が挙がるのみ。大伝法院(根来寺)は1901年(明治34年)「根来山大伝法院寺法」で智山派・豊山派両属の「大本山」とされた。また誕生院は1919年(大正8年)8月30日、文部大臣の認可を得て復興し、智山派豊山派両属の根来寺末寺として「別格本山」とした(「密厳山誕生院寺法」)。
以上をまとめると次のようになる
- 総本山智積院:京都府京都市東山区にある真言宗の本山寺院。真言宗智山派総本山。
- 総本山長谷寺:奈良県桜井市初瀬(大和国式上郡)にある、長谷観音信仰の中心となる真言宗の本山寺院。日本を代表する観音信仰の寺院で、真言宗豊山派総本山。西国三十三所観音霊場第8番札所。
- 総本山別院真福寺:東京都港区にある真言宗寺院。真言宗智山派別院。新義派の江戸触頭寺院(江戸四カ寺)の一つ。
- 大本山大伝法院:和歌山県岩出市にある真言宗の本山寺院。新義真言宗総本山。
- 別格本山誕生院:佐賀県鹿島市にある、覚鑁ゆかりの真言宗寺院。覚鑁の生誕地。
- 別格本山新勝寺:千葉県成田市にある不動信仰の真言宗寺院。成田不動信仰の発祥地。真言宗智山派大本山。1898年(明治31年)、別格本山。1946年(昭和21年)、大本山に昇格。(国史大辞典。大本山を別格大本山と誤記?)
- 別格本山平間寺:神奈川県川崎市川崎区にある弘法大師信仰の真言宗寺院。川越大師として知られる。真言宗智山派大本山。1898年(明治31年)、別格本山(日本歴史地名大系)。1958年(昭和33年)3月1日、大本山に昇格(智山年表)。
- 別格本山薬王院:東京都八王子市にある飯綱信仰の真言宗寺院。真言宗の檀林寺院。高尾山として知られる。真言宗智山派大本山。別格本山から1958年(昭和33年)3月1日、大本山に昇格(智山年表)。
- 別格本山護国寺:東京都文京区にある真言宗寺院。真言宗豊山派大本山。新義真言宗僧録司を務めた護持院を明治に合併した。
- 別格本山鶏足寺:栃木県足利市にある真言宗寺院。真言密教慈猛流の根本道場。
- 戦後、別格本山??
- 上品蓮台寺:京都府京都市北区にある真言宗寺院。真言宗智山派。1888年(明治21年)6月7日、別格本山(智山年表)。